里見香奈女流名人と西山朋佳女王の決勝は相振り飛車。
以前の相振り飛車はどちらが先に角交換をするか、角道を止めるか、隠微な戦いが続いたものなのですが、里見香奈女流名人は2二角成といきなり角交換。ほとんど同型で後手の形になりましたが良いんですかね?ここら辺が豪快といわれる由縁なのか。
戦型は相金無双。文鎮囲いこと金無双は消えるといわれてもう20年は経ちましたけど、未だに生き残っていますね。
ただ40年くらい前は決まって相腰掛け銀だったのに5筋を突き合っているのが変わっているところか。6八金8九飛型が良いとのことで、これなら5筋を突けます。
相振り飛車は角換わりの変形と捉えられているので角換わりの変遷がそのまま相振り飛車に影響します。
西山朋佳女王の5五歩で開戦。桂をポンポン跳ねて開戦するのが現代的。
しかし直後に2一飛と引かざるを得なかったのがちぐはぐで、大差に。以下は拙戦でしたね。。。と思ったら、なんと逆転しさらに逆転して里見さんの勝ち。
ちょっとこれは頂けない感じですね。
コメント