(https://www.famitsu.com/news/201706/01134352.html)はOBのインタヴューで自分たちはおもちゃ屋だというアイデンティティを思い出した感じでしょうか。
楽しくなければソニーでない!といいたい。
あとソニーも参入している日本の電子書籍事業ですけど、電子の形式でしか表現できない本を出版社とたくさん共同で作って売るべきだと思う。動画や音楽を充実させ、写真や図を使っての補注も充実させるような。
例えば歴史書であれば、勢力の変遷を動画で表せるし、今の地図との比較、クリックして出てくる都市データなども用意できるでしょう。実際の事件の動画がついても良い。
決定版を作るつもりでそういう企画を立ち上げてみれば良いのでは。
既存の本にそういうものを施して、電子書籍版だけの特典とするのも良い。
他にも小説であったら、宮沢賢治の本があれば鉱物の名前をクリックすると説明が出てくるとか。そういう本はありますけど、紙であるが故に部分的にしか達成できていませんよね。
Audible版を有名人の著者自身の声で入れるといったことはアマゾンがやっていますけど、日本企業であればもっと多彩で面白い展開ができるはずでしょう。
電子書籍であれば例えば藤井聡太四段や羽生三冠の対局集のようなキャッチ―な本であるとか、将棋の本を出すとしても、細かなグラデーションをつけて難易度別で何冊か同じような本を出すことができる。対局集であればリアルタイムで更新ができるはず。
今度藤井本を出す時に、かつての羽生ブームで「羽生の頭脳」を買った人たちが味わったような失望(難しすぎて読めなかった)を味あわせないで済む。
他にもコミュニケーション型はいろいろ考えられますし、動画なのか本なのかわからないようなものがあっても良いと思う。
動く漫画を作ってみるとか、それはあるみたいですけど、組織的にやっていけば次元の違うものが作れるでしょう。
精巧な電子書籍は出版社でしか作りえないでしょう。
今後の出版社の意義はそういうところにあると思うんですけど、あんまりそういう商品が出てきませんよね。
国内の連携の強さを生かしてamazonにはこれからでもいくらでも勝てると思うんですよ。
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