2017年5月19日 社会の見方・私の視点 「『報道の自由度ランキング』の背景にあるもの」 京都大学大学院教授 佐藤卓己

では「報道の自由度ランキング、日本は72位 G7で最下位に」(http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/26/story_n_16276730.html)についてで、これはまるで客観的な指標ではないということを主張。

記者にアンケートをして自由かどうかを聞くだけで主観的。だから強い政権では下がり弱い政権では批判し放題なので上がる、という主張。

そうであったら北朝鮮の順位が低いことが説明できないでしょう。彼らは自由だと言っているはずですよ。



強い政権であった小泉政権期にやや低いのでそうなのかと思わされますが、当時は911後にイラク戦争をめぐる報道に国際的な危惧が抱かれていて、その一環で下がっているもよう。それ以前の発足当時の順位は高いです。

つまり短いスパンの中で例外的な事件が起こったがために政権の強弱で説明できるように表面的にみえるだけ、といえます。

最近の提言には記者クラブの存在などが盛り込まれていますが、日本の対外的には不自由にみせない報道の管制の仕方国境なき記者団に見破られたということなのだと思う。

氏の意見は表面的な数字から再解釈を施した詭弁だと考えます。

仮に、仮に、百歩譲って氏の主張する通りだとしても現状を改善するほうに提言をするのが学者の使命ではないか。


強い政権になると批判できなくなる、というのが事実だとしてもおかしく批判されるべきだ。強いからこそオープンにするのが健全な民主主義であるからです。

加えて安倍政権の脅しなどはオープンがどうこうとかと遠くそれ以前の問題です。

若い学者の人は、政権ゴマ摺りの、こういう人ばかりです。京大も含めて。

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