は最大の謎の一つとして昔から名高いチンギス・カンの墓について。
しかし番組によれば、かつてチンギス・カンが命からがら身を隠した、800年守られ続けた立ち入り禁止の聖なる山の上に人工的に作られた丘があってそこに歴代皇帝の紋章が刻まれているらしい。
周囲には護衛の精鋭の子孫と思しき人が。
それはむしろ見つからなかった方がおかしいような・・・・・。
あとはモンゴル政府の発掘許可待ちとのこと。
王家の墓のようなもので、歴代皇帝はここに葬られているらしい。
何か墓を見つけたとしてなんでチンギス・カンだってわかるんだ。モンケかもしれないじゃないか、などと思いながらみていましたけど、紋章が彫られているのであれば分かりやすいですね。
逆にいうとフレグとかどうしたんだろう。ここに葬ってもらえないからやさぐれたりしたとか。(調べるとどうも中東に大きな墓があるみたいですね。)
この話題については「チンギス・カン―“蒼き狼”の実像」(中公新書
白石 典之 (著))で一冊丸々分読みましたけど、カラコルムの発掘の話などが主でこのようなことは書いていなかったような・・・・。
諫早庸一氏はモンゴルはテングリ(天)を信仰しておりあらゆる宗教を天を敬うものとして受け入れた。違いではなく共通点を見た。と良い話を披露。
モンゴルはチベット仏教のイメージが強いですけど、それはもう少し後の話なんですね。
フレグ・ウルスのイスラム化などもそういったゆるさから説明できる感じか。
しかし、一見良い話ですけど、この論理だと無宗教の現代日本人は受け入れてもらえないかもしれない。日本はそこに問題意識を強く感じるべきだと私は主張します。
進行役の人が井上氏なのかそれともTMの人なのか私には最後まで判然としなかった。それこそがこの番組が投げかけた最大の謎だったのかもしれない。
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