歴史学者・磯田氏「危機こそ日本人が変わるとき」

歴史
歴史学者・磯田氏「危機こそ日本人が変わるとき」
歴史学者の磯田道史・国際日本文化研究センター准教授は、歴史を振り返ると日本は幾度もピンチをチャンスに変えてきたと語る。日本人は、平時には変化を起こしにくい。だからこそ、危機がより大きな意味を持つ――。磯田氏はコロナ禍についても、日本が変わるきっかけとすべきだと話す。


「江戸生まれの労働者は勤勉でよく働きます。」
というのが疑問です。前近代の日本人は時間にもルーズであり勤勉ではなかったというのが定説になっています。昔の「常識」のまま更新されていないのではないでしょうか。

「相続形態も、主に長男が戸主となって、家産を「単独相続」するものから妻と子どもたちの「分割相続」にかじを切りました。」
の部分にはコメントで疑義を出されている方がいますけど、それに加えて、江戸時代でも農家は単独相続ではなかったといわれています。

この書き方は間違っている上に学者によって多方面から批判されてきた安倍政権的な家族観と一致していて、そういう意味でもとても危険だと考えます。

磯田氏の論考を読むと基本的な間違いが多く、それが更新されない。しかもそれで社会を根底から規定してしまうような結論を出してしまう。
やっぱりそういうところも司馬遼太郎に似ているなという感想を持ちます。

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