将棋の藤井聡太二冠、年内最後は白星 順位戦無敗で首位:朝日新聞デジタル
将棋の藤井聡太二冠(18)が16日、第79期将棋名人戦・B級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)で野月浩貴八段(47)と対戦し、81手で勝った。今期B級2組の成績は7勝0敗となり、無敗は藤井二冠…
は藤井二冠が序盤で大長考。
藤井二冠は持久戦を好むのでそういう手を指すんじゃないか、という解説の通り、選択がAIのベストの手ではない持久戦志向の7八銀。
デビュー当時の角換わりでの桂跳ねからの急戦が印象的でしたが、そういう手が流行っていたというだけで本質的には持久戦志向なんでしょうね。
対して野月八段も長考で返し長考の連続です。
62手目以降のAIの読み筋の9六歩9四歩が面白すぎる。解説が欲しい所です。
飛車の動きを制限した手に対して飛車の行き場所を確保した手といった感じなのでしょうか。
AIはもう一粘りできそうだと言っている感じの所で後手が突然の投了。
互角の展開がずっと続きましたが、少しずつ後手のミスが重なり藤井二冠の中押し勝ちといういつものありがちな展開に。
後手は長考で体力を消耗してしまったのではないでしょうか。
いくら読んでも疲れないタフネスが羽生九段の強さの秘密の一つですが藤井二冠も読んでも疲れないのでしょう。そこを受け入れてやるとすれば、後手は長考に対して長考で返さずにある程度見切って行って指すべきだったと思います。野月八段の後半の指し手に疲れを感じましたね。
武富さんの解説が手が見えて良かったですね。
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