第70回　NHK杯テレビ将棋トーナメント　準々決勝第4局　羽生九段×斎藤八段

は最近の椅子対局いいですよね。NHK杯はもうこれでよいのでは。椅子を使わないスタイルが女性の普及の妨げになっていると思うんですよ。
正座が足に悪いというのは常識になっていますからね。

将棋は６五歩が後手の趣向。

対して、位が生きないように自分なら速攻を仕掛けたい、と豊島竜王の解説。
しかし、あっさりと８八玉と囲う羽生九段。
８八玉で固くなるというのが以前の大局観なんですけど、逆に危険になっている感じです。

８六同歩が意表で後手は少考。先手は角筋を生かして戦う感じの構想なのでしょうか。
後手は５四銀と溜めて８五歩の機会を狙います。

先手は反撃を試みますが、後手の８二飛車がまったりした手で、以下優勢を保って勝利。

振り返ってみれば８八玉と入った時点ですでに悪いと思います。８六同歩と取らざるを得ないようでは明確に悪かったでしょう。

AI流の布陣に普通に行って普通に悪くなってそのまま負けてしまったという感じの将棋でした。