は放送をしっかり確認しました。
解説者も驚く早い進行。
AIによって「準備」の範囲内の手数が倍ぐらいに伸びたような印象がありますよね。勝負が始まる手数がかなり後ろにずれた形です。
「同じような進行を避けるのが暗黙の了解だと思っていた」とも解説されていましたけど、AIが優勢判定する手順は限られているでしょうから、同じような将棋に突っ込まざるを得ない状況になっていると考えられます。
相掛かりの序盤は激しく難しく、AIの表示も結構読んでも途中で変わったりしていましたけど、結局指されるのはAIが一番読み込んだ時に表示された手。良いPCで長時間読み込ませていることを予想させます。
本当に大変ですよね序盤を手探りで研究している時間は人間的に有意義な時間ですけど、パソコンで最善手を探り当てる時間はただの単純作業ですよ。
8三香が評価値的に悪手なようでおそらくここから研究から離れた模様。藤井二冠は長考に沈みます。
ここからは評価値的には悪手の手をお互い指し合う展開に。
それらは当たり前の手ですけど解説されなかったと思われる手もありましたね。
3四歩のところでAI推奨の1五歩は当たり前のように解説されていましたけどこれは好手の類ですよ。
後手の3三桂が、AIが最善手の一つと表示していたものの解説者が人間には指せないと言われていた手で驚きですね。7八角の方が簡単で効果的に見えるのは確かですからね。
67手目のAIの読み筋の中にある2九歩が面白いですね。
藤井棋聖が勝ち、3三桂が勝着だったという風な解説。対三浦戦の3三桂のリプレイみたいになりましたね。
感想戦を見ていても藤井棋聖のほうが深く正確に読んでいた。と広瀬解説者。なかなかプロ同士でそんな差はつかないものですよ。
三冠王がなすすべもなく横綱将棋の前に敗れるのは前代未聞です。
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