19日の「羽鳥慎一モーニングショー」では玉川さんが、女性の地位に関する国際的な調査の表を提示。順位が文明ごとのグループに分かれて順位になっている、ハンティントンの「文明の衝突」にある通りになっている、と讃嘆。
まず一つの問題は、この表にどれだけ日本の女性の多くが家計を握っていることが考慮されているかです。
それが無ければこの数字にはあまり重きを置けないでしょう。
もちろん日本に改善の余地があり過ぎるくらいにあるのは事実ですが。
もう一つは各地域(文明)でも女性の扱いは時代によって違ったということです。
日本での女性の地位は近世までは国際的に高いものでしたし、イスラームも女性を大切にする文明でした。
キリスト教圏では従来女性の地位は低く、その影響を受けた明治日本で女性の人権が低下したと指摘されています。
また、イスラム圏は広く、場所によってかなり異なるでしょう。
確かに地域ごとに特色があるのは否定しませんけど、それが歴史的に変化しないものであったと考えると見誤るということを指摘しておきたいです。
コメント