18日のとべさるではパックンが、同規模のテロが世界で頻発していることをまとめ。10月以降だけでものすごくたくさんあるという話。年内で括ればフランスより大規模なものが10回以上。
フランスだけ注目される、というパックンの嘆きと分析。
「先進国の人たちは頬かむりしちゃってる感じがする」と吉田さん。
こういう見方をすること自体、パックンは欧米世界を時に第三者的に観るような立場を好む人なんでしょうね。
パックンのオピニオンはブルースリーのパロディで「think and feel」。カンフーじゃないので感じるだけじゃなくて考えることも重要だ、ということ。
ブルースリーの「think」は主に雑念の意味で使っているんでしょうけどね。彼だって感じた上で戦術を練って相手を迎撃しているわけですから。
ここはかなり重要で、本当に考えないということになるとヒッピー文化的な文脈になっちゃうでしょうね。鈴木大拙の禅も同じような流行り方を一部でしてしまったようですけど、ブルースリーも同様だったのでしょう。
スティーブ・ジョブズとかそうですけど、禅をやっていてしっかりわかっている人は考え抜くんですよ。
宗教を専門にしているパックンには是非このことは意識してもらいたいと、東洋思想の立場から申し上げたいです。
そういう意味では欧米世界が「think」、雑念を捨てて、悲劇を身をもって感じ、いかに私心無く中東の平和を目指せるかということが今回もカギになるように思います。
17日の報ステでは、立野純二氏がフランスのテロについて、シリアで毎日起きていることが起きた、と確認。
フランス・欧米ではどれくらいこのような視点があるのだろう、ということはとても気になります。
フランスメディアは被害者一人一人に対する特集を組んでいるようですけど、取り上げられなかった人たちに対する気持ちがそこには入っているべきです。
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