金曜日のラジオに戻って、民主の選挙については、細野は調整型で岡田は昔の自民党的、とのこと。
また、全体として関係性が弱い、ということを言っています。
政策は体系性云々以前ですし
、人間性度外視の古い政治観も間違っています
。戦後の功利主義の中で人間性を捨ててきたことの裏返しでしかないんですよね。
党が党なら元参謀も元参謀です。
なぜこのような政策を取るかというと、要するに官僚が言うことと違うことができないんですね。要するに政治の機能不全は官僚主義の帰結といえる。
何か政府が悪い決断をした時に、官僚ではなく党を批判する傾向が金子さんにはあるんですよね。ここら辺の責任は難しいんですが、官僚の責任はとても大きいでしょう。そういう意味でどちらというと政治の見方が官僚寄りなんですよね。
金子さんの過去の本を読んでいると制度変更など書いていないことはないんですけど、官僚の無駄遣いなどについては、あんまり言わないところがあります。
森永さんの反対側に偏っている、と表現することもできると思います。
原油安は新たな火種を用意しているらしく、アメリカの「ジャンク債の市場がバーストしてしまう」とのこと。アメリカはそんな危ないことをまだしているんですね。
自民党の政策は、旅行券や住宅エコポイントや灯油券のバラマキ、これでは地方が自ら産業を興して発展しない、とのこと。
まだ、社会保障を通じてばらまけばよいのにやらないんですよね。
「世界で日本のリセッションは大変だと言っているが日本のメディアはアベノミクスで大丈夫だと言っている」
そういうの教えてあげないのと室井さん。野党に政策を教えに行くこともあるのだが、担当する議員はわかるのだが、政策の全党的な位置づけがされないとのこと。
「メディアの飯食いもそうね、ひどいよね」とのこと。
これは酷いですし、山口一臣さんとか、ある面メディアを監視する役割を担っている人が擁護するのはさらに酷いです。メディアもメディアを監視するメディアもひどい状況です。
孫崎亨さんは、権力監視の義務から逸脱していると端的に批判。これが解りやすい一番ですね。
ただの取材源との飲み会ではなく、記者クラブ制度という独占的な立場による馴れ合いがただでさえ指摘されている状況があります。
ただ同然の電波の免許制のもとで甘い蜜を与える代わりに、政治家の子弟のテレビ局入局させるとか、癒着に枚挙のいとまがない中でのことなのです。
しかも読者に知らせず秘密で行うというのはまさに背信行為という以外の何物でもありません。
戦前の記者クラブと全く同じ、さらに腐敗が増しているといえるのではないか。
久米宏さんは政治家とか大企業とか利益相反になりそうな人とは飲まないことにしていたみたいですが、これが見識というものです。
人を監視したり間違えを指摘するというのは、反動を浴びるわけで、自分の権益を切り崩す覚悟が無いとできないんですね。(厳密な意味での)我執がはびこっていて、あらゆるところで馴れ合いが起きています。やはり東洋の理念が社会で共有されていないことが原因であるといわざるを得ないのではないでしょうか。
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