マンデラ大統領の追悼記事

#練習用

ネルソン・マンデラ大統領の追悼記事、番組も多くみましたが、あまり言われていないのは、捕まる前に、政府の建物や電線など白人のインフラを破壊する活動をしていたことでしょう。

こういう抵抗というと、非暴力・非服従が金科玉条のように言われて、これのみが宗教的にも正しい行いであるかのように言われていますが、マンデラは違ったんですね。

日本では秋月龍珉師が、仏教は非暴力だ、と一直線に結びつけていましたけど、基本としては正しいにしても、こういうケースや、もっとシビアな場合もあるでしょう。注意深くなければなりませんが、歴史的なものを踏まえても、そのような単純なものではないとも思います。

ガンジーなども、そういった「型」として採用したのではなく、あのケースではそれが最善だと思ったから選択したのでしょう。たぶんそれでは、南アフリカのケースではだめだったんでしょうね。

破壊活動的な意図は全くありませんが、柔軟で強かな抗議の上げ方、という点で、現代の日本でも大いに参考になると思います。

(しかしウィキペディア「市民的不服従」の項目をみるとアメリカの作家が起源とされていて、これは有名ですけど、近世以前にもあった過去の同様の運動などと比べて、氏が唱えたものはどれほどの違いがあるのですかね。これが淵源というのは違和感を感じます。)

他に特徴的だったのは岩手日報。賞賛一辺倒が目立つ中で、格差を解消できず、エイズ問題には対応を間違えた、と指摘。
メインストリームの熱狂から距離を置いた冷静さが感じられるかもしれません。
また、県内からも惜しむ声が、と岩手の反応を載せているのも個性的。

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