東京国立博物館 御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」二期

#その他芸術、アート

行って参りました。

「法華義疏」は聖徳太子筆と断言されていたので驚きました。伝が付くと思ったのですが。
後で読んだ本によれば、例えば白川静さんは百済人が書いたものだろう、と書かれていました。
私は読んでいないのですが、かなり水準が高い本だと、聞いたことがあります。

「喪乱帖」は王羲之の真筆が残っていないので、写しですが、全体が調和していて、立ち上がってくる感じはあります。

正倉院御物はどれも古拙にして繊細。「螺鈿箱」ですとか、細かい細工の中に咲き誇らない美しさがあって、素晴らしかったです。
正倉院御物には半ば中毒になっている方も多いそうですけど、やっぱりそういう観るほど良い、といった味のある物が多いですね。

書の感想は難しいのですが、「粘葉本和漢朗詠集」とか西行の書状を始め、かなりの陣容。
「本阿弥切古今和歌集」は掠れている所も多い作品ですけど、このさらっと書いたようで装飾的な小さい字とですね、料紙の美しさと、良いですよねぇ。

刀も見事な古刀がズラッと。
今思いついたんですけど、勿体無いのでストラディヴァリウスみたいに有望な若手に貸し出したらどうでしょうか(^_^;)

奈良から遠い所を、気を遣って、お疲れさまでした(^_^)

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