サントリー美術館を目指して来たのですが、まずは一階のフリースペースの藤原紀香さんのアフガニスタン、カンボジア、インドでの写真展を見ました。演者としての藤原さんには余り詳しくないのですが、こういう活動をなされているのは流石大女優といいますか、本来義務なのかもしれませんけど。
こういう言い方は適当ではないかもしれませんが、非常に良い写真展でした。
一番の衝撃は一人の女の子ですね。特にハンディを背負われているわけでは無い人ですけど、目に人生の重みというか、厳しい所で過ごしている人の精神の深さが表れていて、すっかり畏まってしまいました。私も私なりに人生を過ごしてきましたが、写真の縁に写った自分の顔は楽天的で鍛えの足りなさとその質の根本的な違いを感じました。この女の子にそういう事を言ったら笑われそうですけど(笑)有名な阿修羅像やインドの仏像の中でも特に神聖な物を思い起こさせる様な風貌でした。
障害の残る子には一人一人許可を取ってから撮るのだそうですけど、そのコミュニケーションから心情、歴史まで感じる奥の深いものが多かったです。みんな確りしているような子供らしいような顔をしていました。
一連のアメリカの軍事行動にはとてもきな臭い物を常に感じますが、それ以外の戦争についても起こさないように最高の智慧を持って防ぐべきです。まことに微力ですが、せめて色々情報を集めて政治を見極めたいと思います。
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