では押谷仁教授に加えて専門家会議副座長の尾身茂氏の発言の変遷をフリップで正確に引用して紹介。
厚労省クラスター対策班の押谷仁教授は
「すべての人がPCR検査を受けるとなると医療機関に人が殺到しそこで感染が拡大してしまうという懸念があってむしろPCRの検査を抑えていることが日本がこういう状態で食いとどまっている大きな理由だと思います。」(3月22日のテレビ番組)
と言っていたのが
「当初はクラスター戦略を支えるには十分 さらに重症者を見つけるのに十分なPCR検査がなされていたと判断しています(中略)しかし現在感染者が急増している状況ではPCRの検査が増えていかないという状況は明らかに大きな問題です。」(4月11日テレビ番組から)
と変わったとのこと。
尾身茂氏は
「我々は疑う人すべてを検査をするという考えは全くない。公衆科学的に意味が無いということ。」(2月24日専門家会議会見)
と言っていたのが
「(検査の)スピードアップが重症化予防に非常に重要だと思っております。必要な検査を迅速にできるような医療体制及びPCR体制の強化が今まで以上に求められていると思います。」(4月18日テレビ番組から)
と変わったとのこと。同時に2月13日に民間に委託すればPCR検査を大幅に増やせるとこの番組で特集したことをおさらい。
なぜ意見が変わったのかを科学に基づいて説明しなければならないというスタジオの結論。
これは政府の意思判断の変遷を検証するもっとも基礎的な資料だ。
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