プロフェッショナル 仕事の流儀 第35回~農家・木村秋則~

この番組で紹介される人の凄さは、回によってかなりまちまちだと思うのですが、今回はかなりの凄みを感じました。

弟子に対する態度が、凄く柔らかいのに驚きました。

正確にいうとあの人は弟子とは呼べないと思うんです。

上手くやってノウハウを教えてもらおう、といった魂胆が透けて見える感じで、本当の所では木村さんを尊敬していなくて、自分のほうが偉いんだと思っているのがみえみえの感じでした。

よく技術を伝承しないで死んでしまう大師匠というのはどこの分野にも居ますが、これじゃあ教える気がしませんよね。

それでも教える木村さんは、利用しようと思っている人には、上手く利用されようと思っているんじゃないかと思います。

その過程で本当に弟子になってくれる可能性が有ればそれで良い、と。

自分がどうこうより、社会的使命を感じているんでしょうね。

やっぱり勁くて柔和な人間は格好良いですよね。

課題を抱えて長い期間を過ごす所が有るのが、良い人生の一つの典型的な形だと思うのですが、この人の人生は良い人生の見本みたいでしたね。

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