白い風景 向山佳絵子

#その他音楽

吉松隆の曲が聴きたくて借りたんですけど、どれも結構面白かったです。
CDタイトルの吉松さんの曲は相変わらず清明な世界で、その透明感は際立った個性で有る、とCDを通して聴いて強く感じました。夢色モビールはプレイアデス舞曲集に伴奏が付いた感じでお得に思いました。彗星が流れているんだけれども、遠いので尾を引いて静止しているようにしか見えない。抽象的ですけど、そういう印象を受けました。
次のは三枝成彰の曲で、これが情感たっぷりで素晴らしかったです。
三枝さんといえば私にはオペラ忠臣蔵の人。特にお艶と九十郎の動機(命名)の人(以前誰でもピカソに出た時に、登場の前ふりで何気なく弾いていたので、本人も一等お気に入りで有る事は間違い無いと思う)というイメージなんですが、似た感じのむせる様な愛というか情感にあふれた曲でした。
三枝さんっていうのは精神性云々で語るとンデルスゾーンとかと共に最低ランクにされてしまいそうな人(笑)ですが、そう言われたらむしろ名誉だと思うのではないかと思わせる思想に精神性を感じます。いや、僕はむしろ信者なんですけど(笑)
他の曲もみんなそれぞれ個性を咲かせていて面白かったですが、なんとなく久石譲さんの音楽が背景で木霊しているように感じました。以前小室哲也が流行った時、ポップスの多くに彼の影響を感じたものですが、このCDが出た2000年の劇伴音楽的な領域において、久石さんは同等の影響力を誇っているのかもしれません。

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