エンジェルズ・グローリー キャスリーン・バトル

#その他音楽

バトルがクリストファー・パークニングのギターと歌ったキリスト教歌の小曲集です。宗教というと抹香臭いのですが、そこはキリスト教。少なくとも音だけを聴いていると、可憐な少女(注:バトル)がお花畑で戯れている様な楽しい印象を受けます。先入観なのか更に神聖な感じもやはりするので、要素が沢山詰まっていて作品として豊かな物になっていると思います。
曲は「マリアと幼子~クリスマス・スピリチュアル・メドレー」が明るくて楽しかったです。最後の「きよしこの夜」も滅茶苦茶上手いのに品のある良い歌唱でした。
ソロの「ジュビーレーション」で見せてくれるパークニングのギターは、響きが大らかでテクニックを感じさせない所が素晴らしいです。バトルの声は相変わらず美しい。いくら歌っても全く濁らないのが凄いですし、その声はやはりこのCDの主題ともぴったり合致しているように思います。
素朴にして至純というべきCDで西洋文化の良質な部分の薫りがします。

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