北京オリンピック

スポーツ

オリンピックを観ていました。とはいえ、ちゃんと観たのは初めてですねぇ。
色々な要素も有りますが、やっぱりスポーツっていうのは、全人格的な戦いだと思います。観ていて単純に美しいですよね。
その反動で日本の政治のニュースを見る気が全く無くなってしまいましたが、苦行を積んでまで見る物では有りませんからね(笑)

一番感動したのは女子卓球のシングルスですね。王楠さんの準決勝が素晴らしかったです。
この人はとても素早い人には見えないし、実際リラックスした、鷹揚に見える動きをする人です。案の定ピンチを迎えた場面もあったんですが、慌てず騒がず。自然体で包み込むように圧殺して行く姿が美しく、結構感動しました。流石は偉大なチャンピオンです。
ただ決勝戦では果敢に攻めて、第一セットで気力を使い果たしてしまった印象で、判断ミスだったと思います。普通にやっても勝ち難いだろう、という判断が元だったと思うので、難しいといえば難しいのですが・・・。
優勝した張怡寧の鋭い卓球も素晴らしかったです。この人は移動速度も抜群です。
合間に手とラケットに息を吹きかける姿が印象的で、多分あれでリラックスして、上手くバランスを取っているんだと思います。この人も気品がありましたねぇ。

一番期待していたのはやはり石井慧ですね。
決勝のタングリエフが柔らかく、安定感が尋常じゃなかったので、大丈夫かなとも思ったんですけど、体力と腕のツッパリの上手さが違ったようです。
試合前に待機している姿を見て、どことなく明治きっての禅僧だった洞宗令聡師に顔が似てるなぁ、なんて思っていました(笑)人柄も似ているような気もします。得度しようとしたことも有ったそうなので、是非引退後の道の一つとして検討していただきたい所です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました