久保田巧 パウル・グルダ デュオ・リサイタル

#その他音楽

衛星での放送です。
所で、視聴し終わって今調べるまで、売り出し中と噂の川久保賜紀さんという人と勘違いしていました。余りにもお若いので・・・(……。)
という訳で、以下はそのつもりで書いております。

最近ブラームスやシューマンを弾きたがる若手が多いと聞きましたが、無個性に弾いてもなんとなくそれっぽく聴こえてしまうからではないか、と思っている人は私だけでは無いと思います(笑)久保田さんはどうなのでしょうか。

久保田さんは諏訪内さんや神尾さんに比べると、表立った官能性は薄く、あえて分ければ、どちらかというと庄司さんに近いタイプの人のようです。
ただ、丁寧で聴きやすいですけど、突出した所は今回は感じませんでした。
時には例えば五嶋みどりの様な、思い切った弓使いがあっても良いのではないかと思いました。

ブラームスのソナタは2番より3番の方が良かったと思います。3番は中々の熱演。特に3、4楽章が良かったです。3番は良い曲ですね。
3.「F.A.E ソナタ から 第3楽章 スケルツォ」は繰り返す上下の跳躍の歌い方が、ブラームスっぽかったです。

4. 「愛の悲しみ( クライスラー作曲 ) 」は歌いきらないで音を早めに減衰させる、静かな演奏。控え目ではなく、個性といって良い音がしていたと思います。

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