上野松坂屋 第53回 現代書道二十人展

#その他芸術、アート

あけましておめでとうございます。ただ券を貰ったので行って参りました。
最初の星弘道さんは白居易の詩や、法華経の一節を書いた物がありましたが、確りした字に自然に力感が宿っていて、表具共々見事でした。
星弘道さんといえば去年、NHKの歴史番組を見ていたら、長谷川平蔵の菩提寺の住職さんとしていきなり登場したので、吹きました。
前年の感想で「どっしりしている」と書きましたけど、お坊さん独特の書の風味を感じたのかもしれません。

日比野光鳳さんの書は、山部赤人の歌等を書いた、簡素で飄々とした、紙を広く感じさせる作品。

土橋靖子タソは相変わらず際立った典雅さ。リボンが散乱している様に、「念ずれば花ひらく」と書かれていて、そういえば「やればできるは魔法の合言葉」で有名な校歌を作詞した人も女性だったなぁ、と思い出しました(笑)CLAMP先生の「絶対大丈夫だよ」は凄く深みのある言葉だと思っていますが、こういった自分に言い聞かせるような、信念の先に希望を見出す言葉を選ぶ人は可愛らしいですねぇ。

出た先の書道具売り場では、福袋が売られていて、一番安いのを買いましたが、和紙が沢山入っていて、質感にホクホクしています(笑)

最後に高木聖雨さんの「延命壽命長 」という楚辞の言葉が、石に彫り付けた様な字で書かれていましたが、皆様もこの一年、どうぞご健康で。

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