たばこと塩の博物館 デザインの力 たばこにみる日本デザイン史

#その他芸術、アート

リニューアルオープン日にあわせて、行って参りました。
とはいえ、殆ど変化が無く、カフェみたいなのがくっ付いただけのようでした(^_^;)
良かったのは明治二十年の村井の「ヒーロー」というたばこのポスターで、きりりとした和服美人の、僅かに潤んだ瞳が絶妙。山種美術館は、明治時代の絵がいずれ浮世絵みたいに高騰するに違いない、と考えてコレクションをしているそうですが、むしろレトロポスターの方が高騰するかもしれません(笑)
このフロアには後は、万博の制服なんていうものもありました。これのデザインが素晴らしくて、マネキンから薫って来る色香は中々の物でした。

浮世絵もあって渓斎英泉の「日光名所之内 素麺之瀧」が奥から力強く流れてくる瀧の描写と、曲線的な雰囲気が良いです。
歌麿の「当世全盛似顔揃 扇屋内 花扇 よしのたつた」もかんざしを弄る手に、何気無く視線が行ってしまう絵で、このさり気無さが魅力です。最近、以前より歌麿が分かってきたような気がします(笑)

最近ここに寄る度に、一つ塩を買って家で試すのが密かな楽しみで、この日は死海の塩を買いました。美味しかったら良いですねぇ。
売店の受付の人は、何かうい感じでしたので、ここは人が変わったのかもしれません(笑)
百円で楽しめる良い博物館ですので、たまたま通りかかったりしたら、ぜひぜひ。

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