太田記念美術館 江戸のパワースポット

#その他芸術、アート

行って参りました。

昨日の朝日の一面は

電力燃料費一兆円増
火力急増7社が赤字
http://www.asahi.com/business/update/0201/TKY201202010006.html

ですけど、原発の維持費が嵩んで経営が悪化していて、火力でお金がかかるから電気料金を上げる、というのは国有化を避けるためのレトリックだと聞きました。

本気て火力の視点から電力の値上げをみているのか、、、、恐らく直接的なり間接的なり、経産省か東電か何かの意向を受けての記事なのではないかと思います。

テレビでも東電の資産の面からまだ絞れるのではないかということは(一斉に)かなり言い始めたのですが、原発がお荷物になっている、という視点から報じることはありませんねぇ。

経産省のテント村はやっとテレビで報道されましたけど、背景の解説や、運動に対する共感がまったくなく、不法者を国が排除するという絵だったとおもいます。

経産省で市民団体が締め出されて抗議したのも、「市民団体乱入で大荒れ」という見出しがついていたらしく、玉川徹さんのツィッターによると、「確かに「乱入」は良くありませんね。爪の先まで意識が行き届くよう努めます」とのことですけど、小出裕章さんがよく指摘されていたと思うんですけど、反原発運動を「一部の変わった人」といった文脈で報じるのはマスコミのメイントレンドで、そこに戻りつつあるのではないかと思います。

決して爪の先ではなく、大きな全体に関わることだと思うのです。

とはいえ玉川徹さんは比較的、組織の中で最善を尽くされている方なのではないかと思います。事故直後の特集には気迫を感じました。

今朝の特集も経産省の電力供給の試算が、わざわざ夏に火力の定期点検をする予定にしていたり、再生可能エネルギーの発電量が入っていなかったり噴飯物である事をやっていましたけど、良い特集でした。こういう試算で電力が足りないといっているのですから、原子力ムラの総本山はどうしようもありません。

国家戦略室の民間のチームが出した試算との差はなんだ、と言った時に松尾さんが、立場の違いでしょ、と突っ込んでいましたけど、まさにその通りだと思います。

似たようなことは戦中にもあって、模擬演習のさいころの目を日本軍に都合の良い目に改変してしまっていた、ということがあります。これを司馬遼太郎さんはリアリズムがなかった、という言い方をされるわけですが、結果的にはその通りなのですが、肝心な所は立場を離れた判断が出来なかったということで、自らの立場を一度脇における精神性が必要なわけで、そしてそれは本質的な意味での文化力によって養われるというのが僕の持論です。

普通にみればいいんだ、といった程度のリアリズムではこの壁はまったく越えられない、という認識が非常に重要だと思います。

戻って、まえの堀尾さんの話は、余りにも完璧に自分は善人側に立っていたので気になったのですが、腐った組織があったとして、それと断絶してしまえばいいというのは違うと思います。それは硬い対応で、必ずしも正しいプロテストではないと思います。

堀潤さんなんかがやられていますけど、組織の中で出来ることがあるはずです。そして組織の中で最大限にできることをしようという人が一人、百人と集まればその組織の重心は変わっているはずです。
そして矛盾・腐敗を目にしながら、そういう良心が無いのは咎められるべきではないかということです。

だから、この人は組織の中で最善を尽くしているなとか、逆にこの人は良心を感じないな、といったことを一々指摘してインターネットで呟きあうことで、それなりに大きな力になると思うのです。

他には、保安院 内部告発を4年半放置(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120130/t10015649771000.html)ということですけど、これもテレビで取り上げられているのはみません。
<六ケ所村>溶融炉に不具合 核燃料再処理工場(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000099-mai-soci
凍結か、福島原発14カ所水漏れ プール冷却が一時停止(http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012901001361.html
も同様です。

また、原子力ムラが連名でNHKに圧力をかけてきたといいますが、こういうことこそ大きく報道するべきだと思います。

とくにNHKは戦後まさにこういうときのために今の制度を築いて来たはず。内部でも色々な考えの人がいるのが番組をみていても伝わってきますが、もう一踏ん張りして頂きたい所。

しかし、盛岡で氷点下25・8度(http://ceron.jp/url/www.47news.jp/CN/201201/CN2012013001001333.html
は凄いですね。

渡辺謙さんが反原発についてしっかり語っていましたね。坂本龍一さんとかと同様、海外に拠点があるといい易い部分もあるんでしょうか。再生可能エネルギーへの転換について語った部分はテレビではカットされたようですが。

中国の大使館の床面積オーバーの話では、国内での密約がどうとか話題になっていますけど、ミスした職員に責任を取らせて床面積を削れば良いだけで、責任の取れない国はどこまで行っても良くならないと思います。

展覧会は、まず地下でビデオ上映があるというので、そちらへ。美術館と浮世絵の解説です。
「その原宿に瀟洒な美術館がある」という解説で、ご自分で仰られています。原宿にあるのは流行文化である浮世絵を扱う美術館として必然なのだそうです。

浮世絵の進化には見当の改良が大きな役割を果たしているとの事。いわれてみれば初期浮世絵は色がずれているものが多いです。技術革新が新しい文化を生み出したんですねぇ。
今調べると鈴木春信が開発したという説があるそうです。たしかあの人は平賀源内とお友達でサロンを形成していましたから、そういう進取の空気が生み出したのかもしれませんね。

中国の色絵の版画が参考にされているのではないか、ということです。

「二見浦の図」は藤麿という良く知らない名前の浮世絵師ですけど、上手くて繊細。波打ち際の表現などたまらないです。歌麿の弟子で主に肉筆画を描いていたのだそうです。
メディアも美術館も発達した現代は肉筆画の時代です。将来評価がうなぎのぼりの可能性もあるかも?

広重の「上野榛名山雪中/上野妙義山雨中/上野中ノ獄霧晴」は妙義山の突き出た岩山が特徴的でしたが、今ぐぐってみると、意外と近い形をしていますね。
朧な描写には、描かれていない巨大な自然に簾がかかった様な効果があります。

「富嶽三十六景 青山円座松」は原宿からの風景らしく、お寺が隅に描かれていて、あとは全て林で鄙びています。富士山は実に巨大です。
今「三十六景」と入力したら「三十六計」と出たんですけど、駄洒落??三十六が付く言葉は多いですね。

富士山といえば、山梨まで行かれたのは驚きました。心がきれいな人は真っ白な雪原がとても映えます!
次の日のシックな白も、似合っていて凄かったです!
明太子のパスタは作ってみました。とても美味しかったですし、とても喜ばれました。四分も長くゆでるのが結構勇気がいります。

「東海道五十三次之内 四日市 参宮道追分之図」は抜け参りを描いたもの。

一階は富士信仰やお伊勢参りといったメジャーどころですが、二階は金毘羅さん、江ノ島をはじめ、山・瀧・温泉と何でもありで混沌としています。

当時から日本の温泉文化は発達していたらしく、ツアー旅行が盛んで、番付表も作られていたのだそうです。
広重・国貞の連作の「雙筆七湯巡」は全員女性で、湯巡り図としては当然かもしれませんけど、女性が温泉を楽しんでいたのでしょう。

広重の「相州江之島辯才天開帳参詣群集之図」はいつ見ても壮観で、技芸の神様弁財天が祭られている江ノ島での女性の行列。

技芸の女性といえば、りのさんのブログでのファンに注意したコメントは立派だと思います!
楽しくやるにしても、すこしたしなめるにしても、ファンと真正面から向き合う気持ちがあれば必ず通じると思いますので、これからもファンに伝えるべきことはしっかりと伝えられるのが良いと思います。

22日の増刊号は、感じたことをそのまま話していて、引き込ませる内容だったと思います!

utbは腰のラインが艶めかしかったと思います!(*´д`*)ハァハァ

今週のいいともは腰が高いスカートがかわいらしかったと思います!
クイズはすぐに当って素晴らしいです!ちょっと芸能界の本流から外れた人が得意なんですかね。
いいともカップはちゃんと時間制限を守ろうとするのが良かったと思います。

大島さんは猪木の真似も上手かったと思います!
りのさんが顔の下半身がコロッケに似ているといっていましたけど、表情が豊かで顔の筋肉を自在に使えるから、物まねもお手の物だということなんだと思います。

げてものおんな、は信頼感があるからいえる、さびの効いたつっこみだったと思います(確信)

大島さんのインターネットの記事はスルーすべきかもしれないですけど、一言あたまによぎったので言わせてください。おのれウエンツ、両刀だったか……!(違

ブログとか読んでみたんですけど、芸能人として勝負どころだと思われているようです。しかし、この人も半分くらい悪い意味で真面目なんですよね、、、、どうしたものか。

話しているときに、上手くやろうという雑念を感じたりするんですが、そういうのを滅却する所から工夫してみてはいかがでしょうか(何
肩の力を抜いて楽しんでくださいね。

何か意識的に自分を違う環境においてみるのも悪くないかもしれません。

豊国の「永代橋畔往来男女」は御開帳に集う男女を描いたものですが、子どもを背負っているのはやはり男。良く考えれば男の方が力があるのですから、当たり前ですかね。

豊国では四代豊国の作品があったんですが、署名は三代と書いてある様で、飛ばされているのは恐らく二代ですね(^_^;)

広重の「山海見立相撲 相模大山」は瀧の信仰を描いたもので、当時の関東は今よりずっと瀧が多い印象です。職人の人など良く瀧行をしていたみたいです。

広重の「山海見立相撲 備前瑜賀山」は瑜伽山信仰を描いた絵。
山嶽信仰と修験道が一緒になっていて神佛習合なのだそうです。修験道って仏教なんですかね(^_^;)さらに名前が「瑜伽」でこれはヨガが語源なので、もはや混沌としています。文化の吹き溜まりとしての面目躍如です。

「瑜伽」が一発変換なのはうちのIMEだけですかね?
応賀とかもヨガ由来の地名だそうですけど、賀がついたりすると、そういうことがあるんですかね。日本でヨガが流行っているのは理由があります?

広重の「六十余州名所図会 出雲 大社ほとほとの図」はほとほとという行事を描いたもので、着飾った女の子が綺麗です。家の前でほとほとというと餅や祝儀がもらえるらしく、かわいらしいのでもっとやって欲しい習俗です。といいますか、ハロウィンとやや被りますかね。

信仰されていないものの方が少ないのでは、という印象すら受けました。そういう心性は清らかで大切なものだと思いますし、私自身も自然の霊威に祈りつつ文章を〆たいと思います。

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