東京藝術大学大学美術館 日中国交正常化40周年記念 特別展「草原の王朝 契丹 ―美しき3人のプリンセス―」 その2

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原子力規制委員会の発足のニュースでは、信頼を取り戻せることが出来るのでしょうか、という言葉でニュースを締めるのが目立ちましたが、この人選を良しとした時点ですでに取り戻せず、そこにはメディアのサボタージュが大きく関わっています。このようなコメントを出している限りメディアも原子力規制委員会も信頼を取り戻せません。

原子力規制委員会の人事が決まったことで、このことについて極めて過小にしか報道してこなかったメディアは、また大きな罪を一つ背負うことになったと思います。

9月18日のフジの午後6時15分ごろのニュースでは、班目委員長の原子力安全委員会は形骸化していた、という発言を流してニュースをやっていて、独立性のある機関を作ることができるのでしょうか、とやっていましたけど、田中俊一人事についてはまったく触れず。きわめて重要なのにこのことについてのニュースはほとんど観ることがなく、金曜を初めとしたデモの要求としてもさらっと触れられるかふれられないかといった状態です。余程のタヴーなのだと思います。偶然横並びで各番組が取り上げないのなら、信じ難い無能力ですし、そうでなければ、どういうルートで各社の報道が決まっているのか調べて、是正する必要があります。

班目委員長の形骸化発言にしても、なぜ形骸化していたのか、という所まで掘り下げて、総括原価方式にたかるあり方の根本的な治癒を目指すべきだと思います。

自民党の総裁選があって、一切興味は無いんですけど、当日の9月26日に荒川強啓さんは40年前の政治家の名前を読み上げて、当時は堂々としていましたね~、とやっていましたけど、原発にしても年金にしても当時のつけであって、安易な過去の賛美に流れるべきではないと思います。
現状を批判するのなら、戦後の流れそのものに対する批判が不可欠だと思います。

中でも石破は原発を再稼動しないと江戸時代の生活に戻る、といったそうですが、原発の政策については全員どうしようもありません。
石破は以前評価する人をみかけましたが、理解できず、そもそも内面的な意味でこの顔を観てダメージを受けない人はそうそういないのではないかと思います。

外には自民党の石原が会見から記者クラブ以外をすべて追い出して話題になっていますけど、これは記者クラブの権益を守ってあげますよというシグナルでしょう。

アーサービナードさんが、テレビでは例えば小沢の新党の動きなどと較べて大きく取り上げすぎなどではないかといわれていましたけど、多分横並びに沢山報道するように決めた通達がどこからか流れてきているのでしょう。そういったものや、権益確保の誘惑に抗って欲しいと思います。

報ステもいくらなんでも総裁選を取り上げすぎで、スタッフの人達は本当に主体的にニュースヴァリューが高いと思っているのでしょうか。実際にやるべきことと違う事をしているのではないでしょうか。

政府が核燃料サイクル維持と、30年に代が付きましたけど、怒りが納まらない方も多いのではないでしょうか。
古川大臣も30年代を目指して努力する、といっているのをちらっとみましたけど、この人は駄目だと思います。一部で評価している人もいますが、この人を批判できないようでは、ただのガス抜きに終わり、それは原子力ムラに対する「お手伝い」だと思います。

小西克哉さんが選挙の為のお題目ではないか、といっていましたけど、それ以外の人でも多い、まったく妥当な見方で、意義を認めるような論評もありますが、いつも通りの歪んだ後退だとおもいます。

それにしても台が付いたのはおかしいのではないか、とネットではかなり話題になっていますが、テレビでそれに注目したものを私は観たことがありません。すこしずつづらして脱原発を無化しようという意図に、メディアが計画的に加担していると思います。

原子力ムラは維新と自民党を押しているといわれ、それに応えるかのようにメディアは自民党と維新を押していて、亡国まっしぐら、というのが客観的かつ冷静な意見なのではないでしょうか。
メディアの構造を変えない限りは本当に日本はどうにもなりません。

維新の会は原発の本音での推進と野田政権礼讃、TPP推進をはじめ官僚に都合の良いものを揃えて、そこからどうもメディアにゴーサインが出たような雰囲気で、ポピュリズムを成立させる国のメディア戦略に乗ったみたいですね。取り上げ方の量と肩の入れ方が半端ではありません。
批判する人たちが、これがメディア構造に起因する偏向であることを見抜いてしっかり批判できれば、流れは変るのでしょうね。

玉川総研では石炭火力の事を特集していて、興味深かったんですけど、天然ガスは高くてこれからも上がっていく、というところが私の知識と違っていて、石炭を称揚するあまり、バイアスをかけられると信用しづらくなるので気をつけてもらいたいと思います。最低、国が交渉ベタでとても高く買っている、という部分は補足するべきだと思います。

原子力の13.1円という試算も、松尾さんが国が推進するために投じた税金は入っているのか、とすかさず質問していて、玉川さんは入っているんじゃないか、といっていましたけど、どうも私が調べた限りこの試算には入っていないのではないかと思います。後でちらっといった無限保険のこともここで触れておくべきだったと思います。

しかし伴さんの試算が13.1円というのはどうなのでしょう。この記事でも12円上昇と書いてあるので(http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2011102502000183.html)13.1円では低いように思うのですが。

太陽光の値段も高く紹介されていて、玉川さんは再生可能エネルギーまでのつなぎは石炭が良いのではないかということで説得力があるのですが、太陽光に限らず、今から再生可能エネルギーを強力に推進して、技術の学習効果をより早く効かせていくのが、最も積極的は方法だと私は思います。

ちなみに松尾さんが二酸化炭素は本当に悪玉なのか、と突っ込んでいましたけど、この前のNHKの「フローズンプラネット」の特集でも、温暖化は強調されてはいましたが、原因については触れられなかったと思います。製作側も断定できないと思っているのだと思います。EU主導の排出権取引が華やかに話題になっていた頃と較べると、微妙に空気が変化しているように感じます。

「旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記 (全集 日本の歴史 1) 」(松木 武彦 (著))などを読むと、縄文時代は青森の三内丸山辺りが住みやすくて西日本には熱帯の植物が鬱蒼としていて住めるものではなかった、といったことが書いてあって、そういう変動は人類の歴史のような短いスパンでも頻繁に起こりえるのだなと実感させてくれます。

9月16日のサンデーモーニングでは、オスプレイ配備について河野一郎は、とりあえず沖縄に共感を示しつつも、防衛の問題もあるだろうし……といっていましたが、アメリカに危険で配備できないものを日本に持ってくるだけで、防衛上の問題はないと思います。
こういうのに、まわりが誰も突っ込まないのもとてもおかしいと思います。

一本松の保存は地元の人の思いはあると思いますけど、それなら人に使った方が良いと思いますし、悪趣味に感じます。地元の方も良い思いでみておられる方だけではないのではないでしょうか。

一本松に対して「癒し」を感じなければならないという規制が働いているのではないかと思うんですよね。痛ましさを感じたりする人も多いと思うんですけど、メディアの多様性を欠いた報道による感性の記号的な規制でそういったものが押しつぶされているのではないでしょうか。

佐高信は大野伴睦を褒めていましたけど、重要課題が山積の中で、本当にどうでもよいことしかいわないな、というのが印象で、この人は、たるんでいてどうしようもないと思います。

9月15日の久米さんが某大手新聞が、尖閣について、正面から向き合わなければいけない、と社説でいっていたと紹介して、これがおかしかった、といっていましたけど、ここは潤滑油を効かせるべき領域なんですよね。
鄧小平の棚上げを最高の智慧だったと久米さんは言っていましたけど、棚上げするしかないのを何でマスコミはわからないのか、天気予報の次ぐらいにやれば良い、とのことで、せいぜい、できるだけニュースでやるべきだということだと思います。

そもそも日本の領土なので紛争地にする必要はなく、報道するべきことではないですし、どうしてもやりたくても、田中俊一人事の50分の1で良いトピックだと思います。この二つについて、メディアの罪深さは、とんでもないレヴェルに達していると思います。
しかも横並びの報道が極めて気持悪く、理由を分析(恐らく横断して報道を決定している何らかの力が働いている)して病巣を取り除くべきだと思います。

問題はずいぶん大きくなっているようですけど、とんでも都知事を選び続けた都民のつけであって、それはメディアの仕組み・体質を改革・批判してこなかった怠慢と深く結びついているでしょう。(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/52635194.html
玉川さんも一々なんでこんなに都知事の動向を流すのか、と憤っていた時がありますけど、内部にいても気になる部分なのだと思います。

尖閣諸島をめぐって緊張する日中関係について「主権に関する紛争は、いずれの国の肩も持たない」とパネッタ米国防長官が強調。(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012091700091)というニュースもあって、この問題ではアメリカは横目に見ているのが利益になると考えている模様。

インドが漁夫の利を得て日本の投資を呼び込んでいるなんていう記事もありますけど、結局平和を築いて持続させるほど自国の利益になるということですよね。

原発の国防上の弱点も話題になっていますけど、実に非合理であることがとてもわかりやすく、平和ボケの発電方法といえるのではないでしょうか。

ちょこちょこ情報を聞いていると、今回のデモはかなり中国政府の影響が強いようで、そこら辺は誤解の無いように日本のメディアも伝えなければなりません。
中国ではながらく、日中の両国民ともに日本軍国主義の犠牲者、ということになっていましたが、今回のデモにも似たようなことがいえるのではないかと思います。

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