たばこと塩の博物館 たくみのたくらみ きせる・たばこ盆・たばこ入れにみる職人の手技

#その他芸術、アート

行って参りました。

いくつかピックアップしたいのですが、粋を凝らした細微かつ典雅で勇壮な作品が揃っていて、ほとんど絞れない状態。

煙管の管の部分の龍の彫り物など、どれも細緻で凄い躍動感。

蒔絵の煙草盆にも、風に揺れる草花の動的な雰囲気がとてもよく出たものがありました。
やたら豪華できんきらきんな煙草盆もありましたが、大名のお姫様のものではないかということ。
配られたパンフレットには船形煙草盆の解説が詳しく書かれていますが、蒔絵のあらゆる技法が使われていて、デリケートに作意を表現した作品です。

当時は煙草を吸う度に、火打石や火打金で火をつけていたらしく、これは火事は頻繁に起こります。

煙草入れの反対側には必ず根付が付いていて、根付の展覧会であるというのがもう一つの側面。中でも、草花文の透かし彫りが施された金属の球状の根付が凄く、金属加工の技術はどうなっているんでしょうか。

異常なレヴェルの職人芸の世界が花開いていたことが良くわかります。
観て嘆息するしかない、珠玉のコレクションといえましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました