出光美術館 中近東文化センター改修記念 オリエントの美術 その3

#その他芸術、アート

3月25日の吉田照美さんのラジオによるとNHK会長が、国の方意向を踏まえて報道をするのがNHKの役割だ、といったらしく、これは近年最大の暴言でしょう。ただちに~などより実質はずっと酷いかもしれません。物凄いマイナスの争いですが。

そうであれば、国民から聴取料を取るのをやめるべきですし、ニュースなどの冒頭に、NHKは国の方針に沿って報道します、と掲げれば良いのです。中立を装って本音は大本営発表である、というのは国民を欺いています。海老沢騒動の時は職員からも疑問の声が上がりましたが、このような発言があってなお、NHKの職員は局の方針に誰も異議を唱えないのでしょうか。

戦後の志とはまったく180度逆の所に来てしまったのですから、方針を転換した旨を宣言するべきです。他の新聞・テレビがこの発言をまったく取り上げないのも非常におかしく、メディアとして相互を正す役割を果たしていません。

たとえば日テレなどこの前NHKと仲良く企画をやっていましたが、その前にやることがあるはずで、お互い役割を果たさないで団子になっているのではないでしょうか。

同じくラジオによると、安倍が被災地を訪れて、「時計の針が止まったことを実感」(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130324/plc13032421080011-n1.htm)といったが、「死の町」と何が違うのか、とのことで、その通りだと思います。

玉木んぐが言っていた、スポーツを通じてあらゆる分野を学べるようにするべきだ、というのもぜひともやるべき事柄です。身体文化に対して認識が格段に深まるでしょうし、多様な視点を盛り込むことで、軍事教練としての体育からの脱却も図りやすくなると思います。しかしソフトボールは手榴弾を投げる訓練からきているんですね。

オリンピック招致について、冬に平昌でやって、夏に東京に来るわけが無い、という久米さんの発言も重要で、テレビではまず流れない。重要な視点なのに申し合わせたかのようにまったくスルーしています。

都も本当に招致しようとは思っていない可能性があります。盛り上がっている感じで、予算を消費して、なんとなく浮かれさせて問題をごまかせたら、それで目的は達しているのでしょうね。

久米さんはWBCが嫌いだということも言っていたみたいですけど、WBCは球の問題ひとつを取っても、やっぱりTPPに似ているんですよね。WBCでは電通が深く絡んでいるといわれていますが、報道の横並びの気持悪さというか病巣も、似ています。

「セシウム17兆ベクレル流出か 原発港湾内濃度から試算」(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013032301001818.html)という重要なニュースも報道されず、テレビではみかけません。東電の節約のために風評被害であるとし、対策について議論もしません。震災を忘れさせようとしているのはメディアです。

「脱原発テント、国が損害請求 代表者らに1100万円」(http://www.asahi.com/national/update/0321/TKY201303210486.html)というニュースもテレビで観ることはありません。否定するなら否定するで議論をすれば良いと思うのですけど、そういった露出さえもさせずに黙殺です。

吉田さんは他にも煙霧の放射能汚染も取り上げていますけど、実際の汚染の規模は分かりませんが、計って報道する、という姿勢は大切だと思います。テレビはまったく取り上げませんが。
局所的に汚染度が高い砂が飛んでくるという可能性は十分にあるといえます。

「<NHK放送総局長>堀潤アナ退職に「突然で驚いた」」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130322-00200011-mantan-ent)とのことですけど、こういう嘘も酷いですよね。本当にどこまで行っても、嘘、嘘、嘘。そしてそれで組織の中の人が良心が痛まないというのが一番酷いと思います。

本当ならというか、欲をいうと、堀さんに同調して退社をする方が出てこないのが寂しい限りだと思います。自社の報道に疑問を持った各社の有志が結集して新しいメディアを興すようなことがあっても、不思議ではない、といいますか、本来あってしかるべきだと思います。

それが無いのもやはり新自由主義が大きく影響しているでしょうね。新自由主義はお金を中心としたノモスなので、一度お金がなくなるとどうなるか分からないんですよね。なので退職したり組織から外れた行動が取り難くなる。

人も組織も利権構造から外れた行動を取り難くなるんですよね。そこで犧牲になるのは良心や創造的な発想です。そういうのが無い人ほど得をする社会構造であるということですね。新自由主義というのは硬直した社会を持続させる装置であるとも観察できると思います。

3月25日のニュース9では放火の事件を取り上げていて「浮かび上がってきた卑劣な手口」とやっていましたけど、思わず、NHKより卑劣なのか、と呟いてしまいます。SPEEDIによる被曝などの直接の被害も実際に甚大でした。

3月25日のモーニングバードでは花見客にアベノミックスの成果を尋ねる特集をやっていましたが、花見に浮かれ気分で良い返事をする人が一方、給料自体は上がっていないという答え。
これなど、明らかに始まってもいないアベノミックスを持ち上げる報道が多いですが、参院選まで浮かれ気分をガンガン作って、端っこでちょこっと、気分に流されていないだろうか、などとコメントするのでしょう。
安定のマッチポンプで、嘘ばかりであるといえます。

この番組の裏の「とくダネ!」では、新入社員に曖昧な指示を出してみる、という映像を流してWBCの山本采配を批判していましたけど、今回指示を受けたのは実績のあるプロ選手であり、批判するにしても稚拙なやりかただなぁ、と感じます。

そもそもあそこまで接戦にしてしまったのがまずく、もっと打っておくべきだったでしょう。あのワンシーンに日本全体(メディア?)が拘り過ぎだと思います。この前電車でカップルの男側が車内でこのシーンについてありきたりの事をべらべら喋っていて、非常にうるさかったです。

山本監督はなり手がいない中でよくやったのではないでしょうか。ただ僕はどうも東尾に懐疑的で、以前にジャンクスポーツで、生意気なやつにはぶつけてやるんだ、と得意そうに語っていたのが忘れられません。私生活も愛人の家に入り浸りで、いかにも家庭を大事にしていて娘を溺愛しているかのような文脈で、綺麗な表面を作って流し続けるテレビは、嘘を付いているといって良いと思います。みていて気持悪くなります。

怪我人がいなくてよかった、といったところでしょう。

「元蒼国来の解雇無効=幕内力士の地位確認―東京地裁」(http://jp.wsj.com/article/JJ12130901150500774823816765311532336449179.html)とういうニュースがありましたけど、中国の人をしっぽきりに使うというのは本当に卑怯だと思います。
千代の富士や大鵬などの八百長が指摘されていますが、そういった人達や、もしくはその周囲の諸先輩が、いの一番に説明をすれば、相撲協会も改善の余地があるのかもしれませんが。

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