出光美術館 中近東文化センター改修記念 オリエントの美術 その2

#その他芸術、アート

3月25日の荒川強啓さんのデイキャッチでは、この日に立入禁止制限されていた富岡町の避難区域が再編されたということで、フォトジャーナリストの人に電話で繋いでいましたが、

除染も何もされていなくて、地面にはそのまま残っている。幼い子供をもつ家族はまず残れません。これで帰れというのはどういうことなのか。下水道のインフラが何もできていない。整備をしてからなんじゃないのか。入れるにしても宿泊はできない、これはまだ危険だということなんですよ。知らない人は前進したと思う。

とのこと。

テレビ取材を受ける方々はにこやかですよね、という強啓さんの問に対して、取材を受ける人は気持ちと違うことをいってしまう。本心は覆い隠している。テレビに出るということは矢面に立つということ、生活がありますからね。との答え。

テレビは相当良心があるほうの番組でも、表面のインタヴューだけを流して終わってしまうことが多いですが、ここまで聞き出さないといけないと思います。

ポッドキャストのオープニングトークの所で聞けるので、お時間がある方はぜひお聞きください。

この日のニュースランキングでは「電力業界:原子力委員NPOに1800万円 震災後」(http://mainichi.jp/select/news/20130325k0000m040122000c.html)などもあって、猛烈な金まみれの倫理違反の雨あられで、海岸の砂を数えているようだ、とすら言いたくなります。

3月20の報ステでは、イラク戦争について「アメリカが大義無き戦争を仕掛けた」と古舘さんがはっきりいっていましたけど、報ステも含めて日本政府の責任を問う声が弱いのが疑問だと思います。小泉からコメントを取ってくる、もし本人が出さなければ自宅まで追いかける、これが基本ではないかと思います。

小泉政権の失敗をしっかりと分析して問う番組はみませんでした。

「小泉さんが証弁すれば」とサンデーモーニングで浅井さんが言っているのがありましたけど、日本政府は間違えたのであってその責任を問うべきです。

テレビは本当に自民党政権、小泉政権の振り返りをしません。小泉改革の失敗が不況の原因であり、反動が大きく危険な政策を取る前に振り返るべき事がたくさんあるのです。

3月21日のモーニングバードでは、太陽光発電が身体に危険、と煽って特集に入りましたが、みてみると、見た時に反射して目が悪くなるのではないかといった、事実無根のもの。松尾貴史さんが言っていたように、真っ先にビニールハウスと比べてどうなのかと思います。

民主党政権で設置基準を緩和したことにも疑問を呈していましたが、屋根などに取り付けるのは必要で、疑問ではないと思います。

地域でメガソーラーを誘致する時に事前説明が不足していたということですが、原子力ムラとの間で「バランス」をとるための無理矢理な特集だったのではないでしょうか。

3月22日のモーニングバードではオリンピックの東京が招致が実現されるかということでIOC委員の細かい発言にまで注目していましたが、やはり滑稽な感じも。マドリードも高評価だったが、地元でオリンピック反対でもが起きたのが大きなマイナス印象だったのではないか、ということをいっていましたけど、デモが起きない方が不健全といえます。

日本はそもそもデモに参加すると警察に目を付けられたり社会的な反動が大きく、特に猪瀬知事になってから公園がデモで使えなくなったりするなどデモ全般への締め付けが厳しくなっています。
メディアでは種々の都の問題を取り上げず、オリンピックに反対することはいかにも悪いことのようにすら思わせるような雰囲気で一方的に煽っていました。

むしろ社会の不健全な構造の故にデモが起きないのであって、優秀なIOC委員だったらこういう所はみるでしょうね。

「防衛省、辺野古埋め立て申請 沖縄県は1年で判断」(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130322/plc13032216540014-n1.htm)ということで動き出しましたけど、気になるのは鳩山政権の時に雨あられと流れた、環境問題の視点からの報道をまったく見かけないこと。事実として非常に落差があることを指摘できます。

「南鳥島沖に高濃度レアアース、中国鉱山の30倍超す 海洋研究開発機構・東大が発表」(http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2100M_R20C13A3MM0000/)とのことですけど、3月21日にテレビで言っていた事によると、海外ではこういうときは外国の企業と力をあわせて商業化するのだが、日本では天下り先がなくなってしまうので、そのような方法を取ることができないとのこと。

シロアリについての話題は民主党政権下では急所を外した上滑りながらもそれなりに散見されましたが、最近はまったくゼロに近づいているのではないでしょうか。

3月22日の報ステでは山田町の詐欺師についてやっていましたけど、何度みても酷いです。フジテレビの放送のときは余りにも酷いので、某特大掲示板で反応を調べたのですが、顔で人ってわかるよね、との意見が。これは本当にその通りですよね。

古舘さんが分野が違うけど復興予算の横流しではもっと大きなお金が違う所で使われている、ということをいっていましたけど、これはやっぱり重要なことだとおもいます。震災にかこつけた無駄遣いはたくさんありますけど、この話の痛みをもって、他の無駄使いの痛みを推し量りたい。そうすればよく分からない数字として流してしまいがちな無駄遣いが本当に身を切る痛みを伴って理解できます。そういうことが大切だと思うし、本当に逆説的になってしまうのですが、そういう事を分からせてくれた事件、として心に刻んでいいですし、私は刻みたいと思います。

3月23日のニュースキャスターでは渡辺えりさんの降板が発表されましたけど、発表された瞬間思わず、やっぱり、といってしまいました、この日も日本人は原発の事を忘れているのではないか、というという問いかけがあって、発言は実にまとも。この中では一番良かったのですけど、電通その他にとっては一番良くなかった人だったということでしょう。

原発の問題を訴える朗読劇などを事故直後からやっていて(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/52074860.html)このときも結局は外されませんでしたけど、外されそうだったのは事実だったと思います。即座には外さないで2年間かけて外した、というのが実情ではないでしょうか。

逆にいうと他の方々は残ったわけですが、

邦に道なきとき、富み且つ貴きは恥なり。

齋藤孝さんは自らが残った事を恥じて欲しいと思います。

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