戸栗美術館 古伊万里金襴手展―元禄のきらめき―前期 その2

#その他芸術、アート

5月14日の荻上チキさんのラジオではもんじゅについてやっていて、電話で出演した一橋大学教授の橘川武郎さんが、使用済み核燃料の最終処分については脱原発派も考えるべきだ、それがないのは無責任であって対案にならない、と言っていましたけど、処分ができたら出来たで推進がやりやすくなったということになってそちらに振れるのでしょう。
まずはきっちり脱原発を決める。その後に処分を決めるべきで、そのように決めないで負債を増やし続けることを無責任というのです。使用済み核燃料の処分について、推進派が責任を持つのは当然のことです。

この人は、私は現実主義者なので~などと文頭につけて話す人で、頭から自分とは意見が異なる人は夢想家であると決め付けているような調子です。文章の組み方からいってもあまり良くない人だなと思います。

原発、特にもんじゅは核心を深く掘り下げようと思うと核武装と関連させて語らざるを得ません。もんじゅのニュースは増えましたが、そういったものを見かけないのが不満です。

5月15日の「とべさる」によると、以前にもいっていましたが、吉田照美さんが庭で栽培していたレモンから5ベクレルとか、ものによっては30ベクレルが検出されたそうで、東京も原発事故による汚染は決して他人事ではなくかなりのものであるとの事。

損害賠償の請求権は3年で消えてしまうということで、このまま東電に対する請求権が消えてしまうのは無念という言葉では語りつくせません。なにか、関東の市民全員で、もしくは一関なども加えても良いですが、東電を訴えて、一人一人が簡単に参加できるような訴訟があったら良いですよねぇ。

5月16日の朝日新聞朝刊の一面の大見出しは「アベノミクス・改憲が争点 参院選へ各党始動」ですが争点は公約破りのTPPであり、公約破りの原発です。そして、未来に向けては再エネです。

また、避難者の方々に対して、どのような政策を打ち出すかということであって、棄民状態でおかれている人が大量に出ている中で、新聞がこのような争点を強調するというのは信じ難いことです。市民から乖離しており、周囲や彼ら自身は何を持ってリベラルを任ずるのか。まったくもって理解できないといえます。

民主主義にもとる「密会」の効果などが良く出ているのではないでしょうか。

玉川さんのそもそも総研は森林バイオマス発電が取り上げられていましたけど、これは凄く良い発電方法なんですよね。今回はそこまで出ませんでしたけどセシウム回収型のそれはさらに優れていて、これらがその能力に比してテレビを始めとしたメディアに登場する機会が少ないのは異常といえる水準だと思います。いったいどうなっているのでしょうか?

「橋下さんは戦略的な人」と玉川さんは言っていましたけど、そもそもそこが違う気がします。戦略ぽい雰囲気を漂わせながらも浅い気分で動いていると思います。

誰を対象に言っているのか分からない、ともいっていましたけど、漏れ伝え聞く所によると、結構女の人でも本音では橋下発言を支持している人がいるそうなんですよね。良くぞ言ってくれたと。
堕落しきっていて、もう韓国に反発(娯楽的差別発言)できればなんでもありですけど、逆にそのようなことをすると国際社会の中で孤立を招き痛いしっぺ返しを喰らうのは火を見るより明らかです。

こうやって見ると国民のレヴェルがやはり橋下のような政治家を産んでいるな、というのが良く分かります。

文化事業へ冷たいのも大阪がそもそも持ち合わせていた気風であって、大阪市音楽団の演奏でこの前NHKBSのクラシック倶楽部で「指輪物語」が放送されまして、私も聴いて見ようかなどうかなと思っているところですが、大阪は現代音楽に冷たいんですよね。聴衆に受ける音楽でお金を稼がないと認めない。だから指輪物語をやったりするわけで、現代音楽否定派の私としては良い事だと思うのですが、やはり文化を経済で計る根本思想には行き過ぎを感じることが多いです。そしてさらに経済を優先すると文化は(表面的に見た限り)要らなく見える。それが橋下の文化政策の根本的な見え方でしょうね。

そういう風にかなり大阪的な首長を選んだなという感じはします。

日本がするべきことは日本軍を肯定することではなくて、ちゃんと否定して、あのような人達を生み出さない新しい社会を作ることなのです。

あとやっぱり重要なんですけど、そういう目でみると例えば官僚は、当時の日本軍と受けている教育の中身があんまり変わらないんですよね。

そういうのから脱却するには、例えば、大学院に重心をシフトしたり大学で学んだことを重視する社会にするとか、社会人を経験してから官僚になるとか、そういった工夫は有効だと思います。
この前「未来世紀ジパング」でLINE特集をやっていましたけど、社員の経歴はみんな実に様々。官僚機構でもこういった組織は強いと思います。

民主党の時に官僚がサボタージュしたことなどをみていると、やはり、政権によって官僚機構もがらっと入れ替えるアメリカのような仕組みも必要だと思います。

5月16日のモーニングバードでは敦賀原発の2号機が廃炉になる公算が高いという事をやっていまて、地元の経済的に困るという声を多く拾っていましたが、これは麻薬中毒と同じであるという視点が必要です。そして、新しい産業に移らなければならないということを提言するべきなのです。

また松井康真さんの経緯を説明する所では、日本原子力発電の市村泰規常務に敦賀原発の活断層調査の報告書案を漏洩させていた名雪哲夫審議官への措置を更迭と表現していましたけど、文部科学省に戻っただけで、これは更迭ではありませんし、報道機関がそのように表現するのはあってはなりません。このように大手メディアが報道してくれるからこそ、このような極めて表面的な人事をして、やり過ごせると考え、また同じような事を繰り返すのです。

原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理はこのような結論になったことについて、規制委員会が推進側と切り離されて新しい法律の下で作られたから、といっていましたけど、それではそれ以前の歪んだ判断をした人達はどうなるのか。責任を取らないということがありえるのでしょうか。

報ステでは、日本原電の話が出た時に、古舘さんから無言のうちに「そこですね」とツッコミが入ったような気がするのですが、コメンテーターの恵村順一郎朝日新聞論説委員は破綻処理などには触れず。
加えて、必要最低限の原発を再稼動するという風にするべきだ、と言っていましたけど、原発がなくとも需給は賄えており、何が必要最低限なのか。古舘さんは安全基準を満たすまで5年の猶予があって、それまでは応急処置ということになっている、と言っていましたけど、実にずさんで、このような状況で再稼動は許されません。朝日新聞は(表向きは)脱原発に社論を転換したのではないでしょうか。

5月16日のTBS午後5時15分頃のニュースでは堀尾さんが、慰安婦の強制連行は本当にあったのか無かったのかに話を絞るべきだったのに、沖縄に話を広げたのが政治家として良くなかった。ことばのチョイスが悪かった。と解説。
続いての米軍の性犯罪のニュースの後には、橋下さんの発言を肯定するわけではないが、しっかりやってもらいたい、と解説。

あんまり話題になっていませんけど、これ自体相当際どい発言ですよね。こうやって聞いた感じだと、本音では橋下発言を歓迎しているのかなという印象。やっぱり悪い意味で保守的な人ですよね。

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