東京国立博物館 平常展 特集陳列「江戸時代が見た中国絵画」その3

#その他芸術、アート

「プロ野球統一球、飛びやすくなっていた NPB認める」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130611-00000042-asahi-base)はそもそも、何のために隠しているのか不明で、朝令暮改では面子が立たないということでしょうか。右を向いても左を向いても嘘つきばかり、というのが感想です。

しかるべき人がしっかり責任を取って、処罰を下せるかどうかが問われています。

原発と同じで、やってもいいとはいいませんけど、露見したらちゃんと責任を取るべきなのです。

なんでも野球界の力学からいうと、ナベツネを通さないで話が進むはずが無いというのですよね。そこら辺が責任を取るのが一番良いのではないでしょうか。情報が無いので遠目の予測になりますが、ホームランバッターが揃う巨人に対する統一球の影響がきにいらなかったということがあったのでは、という推測もたてられる気がします。

テレビの報道ではNPB側の主張を垂れ流すばかりで、誰がどうしてどうなったといった内容への踏込みがまったくありません。対立しないように気をつけてしまっているのではないでしょうか。そしてそれは拝金主義なのです。

加藤コミッショナーは混乱を招いたとしましたが、謝るべきは、混乱を招いたことではなくて、嘘をついたことだろう!

6月12日のニュース9では生島淳さんが出て「鈍感だった」「手続き上の問題ですね」といいましたけど、なんというぬるい追及!ジャーナリズムとのもたれあいも、スポーツ界の噴出する不祥事と大きく関連しています。

ここのご兄弟は兄もラジオで震災直後に御用学者をひたすら出していましたけど、悪い意味で生粋の業界人であるということでしょうか。

大越キャスターは、野球をやっている人が責任のある地位につくべきだということと共に、責任の所在を明らかにするべきだ、と言いましたけど、それが最低ラインであるといえるでしょう。

続いての報ステでは加藤良三コミッショナーが把握していた事を示す録音があるとのこと。嘘の大海に沈んでしまえ、といいたいです。
これとくらべるとやはりNHKは随分ぬるい特集でした。

横で下田事務局長が加藤コミッショナーに謝る場面がありましたが、そもそもこういったことで内部の力学に注意を割くこと自体がおかしいという事を自覚せねばなりません。

今日までニュースで隨分時間が割かれましたが、何故ボールを変えたのか、隠蔽する方向に行ったのか、という内部の意思決定の過程がまったく取材されていないのがとてもおかしいと思います。正しく取材すれば、野球界が抱える病根に突き当たるのではないかと思うんですよね。

ミズノに誰がどのような形で圧力をかけたのかということも報道されません。
サンデーモーニングでは張本さんが、気がついた選手会が早く言わないのがいけない、ととんでも理論を展開していましたけど、おかしいのは承知でNPBに媚を売っているのでしょう。こういうおもねりをする人が逆に損をする組織で無ければ健全とはいえないですが、そういった状況には程遠いということがみえてきます。

また張本さんが球が変わっていることに気がついていいた、ということをやっていましたけど、これは張本さんが凄いのではないくて誰でも分かるものだったということでしょう。
選手会が言い出すまで、メディアから突き上げるようなことが無かったのが非常に疑問です。体罰問題の時と体質が変わっておらず、そのことを自ら問題視しないことも、非常におかしいといえます。

ボールにコミッショナーの名前が入っているのがおかしいのではないか、という声も上がり始めましたが、実に変ですよね。あくまで経験則で当てはまらない時もありますが、本来裏方なのに変に表に出ようとする人は大体怪しいと思います。

プロジェクトXの時も今井彰というプロデューサーがやたら書籍などで名前を出すのでおかしいなと思っていたのですが、万引きで捕まってしまいました。プロジェクトXは後で調べてみると歪みが多く、例えばデジタルカメラのウィキペディアでは「カシオ計算機のデジタルカメラ「QV-10」は(中略)NHKの番組「プロジェクトX?挑戦者たち?」090回「男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける」において、あたかも世界初のデジタルカメラのように紹介された。」とありますが、まさにそのような誤解をさせる内容で、この項を読んで、そうなのか、と思いました。「重子と、熱子と呼ばれた」と真似をしていた私の気持ちは一体どうなるのでしょうか。

この番組は協賛金など企業との癒着が疑われ、正確性の点からいってもおかしな番組でした。NHKは間違いや、誤解を招きそうな部分の正誤表を作って配布する位はした方が良いと思います。

NHKの劣化(といえるほど元々良くなく、さらに堕落した上に表面化したというのが正しいでしょうけど)が表れ、加速したシリーズであって、企業との近さもろとも、震災報道以降のNHKのあり方を予告するものであったといえるでしょう。

6月13日の報ステのトップニュースは当然の如く復興庁幹部のツイッターでしたが、ニュース9は野球。なにかやる気が無い上に、野球を官庁との揉め事を避けるための緩衝材にしているような印象がぬぐえません。

一方報ステではコメンテーターの恵村順一郎朝日新聞解説委員が復興庁幹部のツイッターについて、他のしっかりやっている公務員に失礼だ、といっていて、古舘さんが、まったくその通り、これをきっかけに省庁の縦割りを超えてどんどん復興に向かっていくべきだ、といっていましたけど、まず、今のような状況で、報道人が、他の多くの職員は真面目にやっていると言い切って良いのか。これをきっかけに諸々の怠慢を指摘するのが本当ではないでしょうか。市民ではなく国を向いたコメントのように感じるのです。古舘さんの直後の補足にもそのような気持ちが入っているでしょう。

また省庁の縦割りですけど、これを解決するには、大きなフロアを作ってそこに省庁を混在させてしまうのが良いと思うんですよね。
たしか山中教授が同じような事をしようとした話を聞きますと建築基準法がどうとかという話が出てきますので、そういったところは乗り越えなければならないのかもしれませんが。

そういう物理的な解決法で結構改善するのではないかと思っています。政治に力量があれば今すぐにでもやるべきだと思います。

6月14日のモーニングバードでは羽鳥さんがこのように思っているのはこの人だけじゃないんじゃないか、とずっと呟いていましたけど、これが当たり前の自然の感覚でしょう。大竹まことさんも同じような事をいっていましたが、他のニュースを聞いていて恵村コメンテーターの異質さが際立つと思います。それはきっと「内側の人間」になっているが故なのでしょう。

ただ他の番組でも、コメンテーターが普通の感覚で呟くに留まっており、これが実際の政府の方針であり本音なのではないか、という側面から、実際の被災者への対応などと絡めて掘り下げたものは見当たりません。

省庁と被災者が対立しているのがおかしい、という話題も出ていましたけど、まさにその通り。しかしこういった話が高尚な議論に感じてしまうほどの惨状なのではないでしょうか。

また、「曖昧なままにしておくということに関係者が同意しただけなんだけど、こんな解決策もあるということ」というツィートは必ずニュース中で引用されるのですが、具体的に何をあいまいにしたのかテレビは伝えません。
これはどうも市民からの当然の要求をはぐらかし、お金を節約して東電を生き残らせる事を目的としての事のようです。
本格的な国有化をしないでずるずると公的資金を注入し続けてきたことの弊害であり、それは大手メディアが(ほぼ)一貫して無視し続けてきた重要な論点なのです。原子力ムラであるメディアはそのことに触れません。

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