サントリー美術館 「もののあはれ」と日本の美 第八展示期間 その19

#その他芸術、アート

吉田照美さんと伊東四朗さんのラジオを聞いていると、伊東さんは吉田さんというより、むしろ永さんに近い世代だなという雰囲気。実際に調べてみると4つしか違わないんですね。伊東さんのほうが健康年齢が高くて錯覚させるのでしょうか。

そして吉田さんとは14歳差。いかにも同世代っぽく話していますけど、全然違うじゃないですか!

しかし二人ともテレビマニアで、だからこそテレビメディア批評が冴えるんでしょうねぇ。

tbsの報道特集ではJR北海道をやっていて、内部の声として「全社一丸となれない」とやっていましたけど、組合を分裂させ、一部を優遇し、内部で喧嘩をさせ、統治をしやすくするのはこういった企業の常套手段です。北海道も一丸となれない、ではなくて、意図的にしなかったのではないか。

この前の荻上チキさんのラジオで、民営化の際の構想ミスと内部の問題の二つがあるといっていましたけど、後者についてこのような指摘がないのではないでしょうか。それは意図的なものではないかとも思うのです。

あらゆる企業の企業文化を批判してしまう可能性がありますからね。

また、民営化の際は民営化に反対した組合の人はすべてやめさせられてしまったとのこと。このようなことをしていれば、大きな力に立ち向かうような人がいない国家になってしまうのは当然のことです。やるのは余程の変人ということになってしまうでしょう。

安保運動で盛り上がる日本から、誰もデモやストをしなくなる国家になる間にこのようなことがあったのであり、文化論で片づけることは根本的に誤っています。

後半は益通報者保護法について。そういう名前がついていますが、到底告発者を守れる内容ではなく、酷い目にあった告発者の「法律に騙された」とのコメントが放送。
現状の日本の法律では、法律を信じる方が悪い、とすら言えてしまうような酷い状況だと思います。

具体的には罰則がないのと、なかなか法律が適応されない、という二つの不備が指摘されましたが、その中心には社会の利益ではなく企業側の欲を優先する司法の意識があるといえるでしょう。

また特集中海外との比較がないのもおかしいです。アメリカの告発者保護の法律ははるかに進んでいます。

金平茂紀さんがわずかに、エンロン事件の時など、アメリカでは内部告発者が英雄扱いされる、と触れましたが、英雄扱いするしないの社会の問題ではなく、法律の問題なのです。法律を比較して改正するように提言しなければ報道とは呼べません。ここでも文化論へすり替えることによって政府との直接的な対立を避けるメディアの悪弊を感じるのです。

二つの特集を通して、白川静さん風に言えば「ノモス」。大きな権力が真理を曲げ、清廉で自由な存在を許さず、精神を均一化させる方向に、戦後の社会がひた走ってきたことがわかります。

そしての原発事故とはその帰結点に起こった、と正しく総括して改善せねばなりません。

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