「風知草:小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男」(http://mainichi.jp/opinion/news/20130826ddm003070155000c.html)は話題になっていますけど、この人は人気取りを優先するタイプなので、気をつけねばなりません。
影響力を実際に振ってそちらの方向に積極的にもっていかない限り、ポジション取りに過ぎないとみるのが妥当でしょう。かつてはあの橋下でさえ、脱原発で通っており、期待を集めた結果どうなったか。
政治家というのは何を言うかという向うに、本当にやるのか、どのような意図で言っているのか、ということを慎重に見つめたうえで評価しないととんでもない肩透かしを食らいかねません。
サンデーモーニングの風を読むでは手前味噌で半沢直樹を取り上げていましたけど、観ていない私が思うに、短絡的な危うい怒りと捉えた萱野さんの解釈は正しいと思う。
いわゆる切れるというやつですよね。何が最善かではなく、やり返すという、非合理なうっぷん晴らしが前面に出てしまうという。ネット右翼が増えてしまっているような状況とも非常に関係があるのではないでしょうか。
と思いきや、荻上チキさんや金子勝さんは好意的な評価。部下が上司にものをいうという構造を重視しているみたいです。
意見が割れていたのは、単純な怒り、というのをどのような側面から見るか、ということなのでしょう。
同日のサンデースポーツでは斎藤佑樹の雌伏を特集。本来いやな顔を見せてもいいこういう特集でものほほんとしてインタヴューを受けていましたし、本人のコメントを仄聞しても、特に周囲の声に惑わされずに努力を積み上げているようで、しっかり治してしっかり復活するのではないでしょうか。
なんでも本人が言うには大学のころから故障をしやすいフォームを自分がしているのに気が付いたらしく、投げるときに腕が頭から離れてしまっているとのこと。
これは奇しくも朝のサンデーモーニングで山田久志が松坂の投げ方の欠点として指摘したものです。おそらく斎藤もプロとしての知識を得て、その欠点に初めて気が付いたのでしょう。
高校時代からプロの選手に教わっていれば、大学時代にこのようなフォームになることはなかったのではないでしょうか。斎藤の故障について、高野連の責任はかなり重いと思います。
また当時に負荷がかかっていた可能性も否定できないでしょう。
サンデーモーニングでは「ヴァーチャル張さん」での出演でしたが、子供に野球を教えに行っているとのこと。高野連が独占しているので、高校生などには教えられず、このようなボランティア的なことをするしかないのです。
その知識を必要としている人の所に、知識を持った人がいけない、というのは、悲劇としか言いようがありません。
ボクシングでは「井上が最速タイで日本王者に/ボクシング」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130825-00000083-nksports-fight)
「村田諒太が鮮烈デビュー、東洋太平洋王者にTKO勝ち」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130825-00000001-gbr-fight)
と一つの興行で二つの才能が輝きましたが、ともに長谷川穂積以来、もしくは超える逸材のように思います。
荒川強啓さんのラジオでは月曜日で武田徹さんは「安い米が入ってきて消費者に悪いことはありません」とりますが、農薬や遺伝子組み換えはどうか。
だからそもそもあちらは高い補助金もあって安く生産しているのであって、日本で農業が保護されているという前提が嘘と言えます。
食料自給率に関する議論は無視して論じせん。
この人もTPPで農協の改革を狙っているといっていますが、農協の腐敗を農業切り捨ての大義名分にしてはなりません。天下りを禁止し、財テクから切り離し、施すべき手段を施すべきであって、農業ごと葬ってはなりません。
農業がいかにもぼろもうけしているように語っていますが、だったらなぜ後継者がいないのか。そう思うなら自分で農業をやったらよいのではないでしょうか。
武田さんは次の議論で、TPPは「やらざるを得ないけど大損です。」とかたっており、交渉参加をに遅れたことを理由にしていましたが、今まで推進派が言っていた通り不利だったら抜けるように提言するべきで、本音では官僚的なアメリカに対する売渡しに協力しているのではないか。
アフラックの件も、平等に競争している、日本の企業のほうが護送船団方式で囲い込みをしている、としていましたが、生命保険を許可しているのは、小規模な業者にだけで、アフラックがシェアを拡大したのを見計らったころに他に許可を出しました。
そもそも地方などでは郵便局の窓口で売るというのは圧倒的なことなのです。
原発問題でも、東電は国有化されている、と紛らわしいことを言って、責任や株主の努力なしに国庫のお金をつぎ込むことを奨励していますし、やはり、売国評論家としか言えないのではないか。
コメント