xxxHOLiCの連載が再開しているというのを遅ればせながら知ったので、ヤングマガジンを確認。山狗さんは日本を出て行ってしまうのですかね?
日本は助かっていないと思っても助かっている、といいますか、そういう状態だと思うんですよね。
報ステでは先週金曜日に「月曜日にお伝えしたいことがあります」と古舘さんが言ったので、すわ、引退か、と思って月曜日の報ステを観てみると、特に何事もなく、一昨日も最後に「また明日お伝えしたいことがあります」でおしまい。新しい終わりの定型のあいさつなんですかね?
しかし考えてみると、大体は、次の日に伝えたいことは、番組終わりから次の日の放送までに起きるわけで、この時点で明日も伝えたいことがある、というのは、おかしいのではないですかね?
「明日までに伝えたいことが起きると思います」とかどうですかね?
それとも、伝えたいのは心意気である、とか、そういう話なのでしょうか。
10月3日の「ワイドスクランブル!」では古賀茂明さんが出ていて、えなりかずきさんに印税の話しを振られると、突如ゑびす顔に!こんな表情みたことない。
同日の報ステでは古賀さん肝いりで農家のブランド化を特集。農協のブランド化を邪魔する動きは、本当に邪魔だと思います。
ただ、全員が、ここまでやらなければならない、となると離農する人は増えるでしょうね。まずは農協は邪魔をやめて、やる気のある高品質の作物を作る農家を応援しつつ、だんだんとそちらの方向に移行していくことが必要でしょう。
あれ?古賀さんって大規模化論者だったと思うんですけど、海外と規模では競えないとはっきり言っていましたね。
ただ、こういった状況をなくすために、TPPに参加するのはまったく賛成できません。農業だけに絞ったとしても、ブランド以前に壊滅する、もしくは多くの国の出費が必要でしょう。
今回の主人公といえるトマト農家の斉藤誠さんは農協の補助金もらってやってられない、ということで飛び出したということですけど、海外製品との競争で下駄をはかせてもらっている、ということであったりということでは補助金はあります。
しかし、ウルグアイラウンドの時の補助金を農家のへの補助金であると言って、サラリーマンや公務員との年金格差などにも言及せず、使い捨てされている派遣の人たちと比べて、あまやかされているとのたまう古賀さんの文脈でご自身の発言が使われるわけですが、それでよいのですかね。
番組直後には、私が大事なの?パスタが大事なの?というCMが流れましたが、パスタが大事に決まっているでしょう。
山崎豊子さんの訃報が伝えられましたが、読んでないのでパスしようと思ったのですが、一応書きます。
読まない具体的な理由の最大はやはり、瀬島龍三が美化して書かれているということで、このような作家の映像・文章を読む気にはなりません。
盗作報道に触れるくらいで、賛美調がほとんどですが、こういったところも非常に問題でしょう。
あとは、直感的に感覚についていけないところもありました。
「木語:抗争は親子2代=金子秀敏」(http://mainichi.jp/opinion/news/20131003ddm003070095000c.html)という記事を見かけましたが、「「これ、宮廷革命ね」と山崎さんが言った。」と書かれています。
これは非常に山崎さんらしい。すべてを宮廷世界的に仕上げてそこからあらゆる事象を説明する人だと思うんですよね。
天安門事件の民衆の盛り上がりは、中南海の政争に付随したものだ、と捉えているわけですけど、確かにそれはその通りなのですけど、民衆のエネルギーにも主体的な意義を私は認めたいと思っています。
三島由紀夫を、日本に貴族階級があると思っていたかわいそうな子、といった表現で批評していたのを読んだことがありますけど、そういう貴族趣味の延長線上にこの人の作品もあるような気がします。
日本本来の伝統にそぐわないことで、市民の力を軽視しており、私は嫌いです。そういうのを批判的にとらえているという観方をする人も多いですし、実際そういう面も大きいのでしょうけど、空疎な世界に実があるかのように錯覚させるようなところがあると思います。
現代の少女漫画の生徒会長もののノリなのかもしれません。ある意味権力が好きだった人でもあったのではないでしょうか。私は江川紹子さんのリツィートでこの記事をみかけましたが、江川さんにもそういうところがあると思います。
10月3日のそもそも総研では破綻処理について。
賠償費用を電気料金に上乗せして払っている、という話から入って(とても重要なことなのに、報道されていないので知らない人が多い。なのでその是非について議論されることもほとんどありません。)こんどは廃炉費用まで上乗せしようというということが一昨日経産省の省令によって決まった、ということ。
驚きのスタジオに対して、みんな知らないでしょ。と玉川さん。私もそうなるんだなー、ということは知っていたのですが、一昨日決まったというのは知りませんでした。極めて婉曲ながら、急所を捉えたメディア批判ともいえるでしょう。
VTR出演の大島堅一教授によると、勝手に会計のルールを変えるのは普通の企業なら犯罪である。しかもそれを国会を通さずに経産省の省令だけで決めてしまっている、ということ。
こういうことを続けていると、電力会社がいくら原発を動かしてもノーリスクということになってしまうとのこと。
続いては自民党の破綻処理賛成派と反対派に意見を聞くものでしたが、反対派は愚にもつかない詭弁ばかりを弄して、少し怒り気味の玉川さんとややヒートアップ。手間のかかるものです。
あと、この番組のCM中に玄関のベルの音を入れるCMがありますけど、あれは規制するべきだと思うんですよね。自粛できないなら。制作責任者は誰なのかと、張って出しておいてもらいたいところ。
そういう重要ニュースが伝えられない中で、伊勢神宮の式年遷宮が主に取り上げられています。
江戸時代のお伊勢参りは明治になって伊勢神宮が皇室との関係を強める中で消滅したとのこと。
つまり江戸時代に庶民の伊勢神宮から、皇室の伊勢神宮へ、という変化があり、その中で参拝されなくなったということでしょう。皇室的要素は伊勢神宮にとってあとからつけ足したものだといえます。
そして現代になって、皇室の伊勢神宮、であるからこそ参拝する、とい動きがかなり強くなってきてしまっているということでしょう。これは国家主義の台頭と一体であって、日本の、伊勢神宮の伝統から外れるものなのです。
前に伊勢神宮の番組を観たんですけど、そこで出てきた伊勢神宮側の関係者はこういう、皇室との関係を強調して、権威主義的に運営する感じの人だったんですよね。これでは先が思いやられます。
内宮に入るときは帽子をとれ、という指示が出るそうですが、いったい誰が決めたのか。健康のために被っている人も多いでしょう。
秋篠宮は燕尾服を着て出席していましたが、これはおかしいと思います。この儀式が明治的な意義を持つものであることを象徴しているのではないでしょうか。
また、伊勢神宮は女性立ち入り禁止の区域であるとか、他にも立ち入り区域が細かく設定されいるみたいですが、これは本当に伝統的なものなのですかね?斎宮は入れなかったのでしょうか。
また、伊勢神宮の「杜」に対する意識も同時に強まっているのは良いことだと思いますが。
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