東京国立博物館 平常展 運慶・快慶周辺とその後の彫刻 その11

#その他芸術、アート

ふしぎ発見はボストン特集。ボストン美術館を訪ねたのですが、展示室が和のしつらえなら、修復所も畳で和風。

東博の仏像展示室などは、和風の雰囲気がまるでしないんですよね。ボストンに大きく引けを取っているといえます。

城とかでも、プレハブっぽかったり、展示も掘ったものをそのまま置きました、というような調子の所もあります。過去の文化を尊重した作りにしてもらいたいもの。

バブルのころまでに作られた施設や展示方法は、はっきり言って、和の文化に対する愛着が全く感じられないものが多いんですよね。そろそろ老朽化してきていますし、過去の姿、文化を尊重した造りに変えるべきではないでしょうか。

都知事選では「後援会 100万円借り200万円返済/舛添氏に謎の“倍返し”/都知事候補とカネ」(http://blogos.com/article/78779/)はテレビでやっていないでしょう。あまりにも顔が気持ち悪いので映るとすぐに変えてしまうので確かだとは言えませんが。

朝日新聞では「あの時代、今と重なる 反戦小説家演じる大竹しのぶさん」(http://www.asahi.com/articles/ASG1S3JWWG1SUTIL00D.html)林芙美子を演じる大竹しのぶさんのインタヴューを掲載。しっかり言っていて、気骨のある人ですね。

文中では「無知」が一つのキーワードになっていますが、今日でもものすごく重要なことでしょう。

戦争の愚かさの中では「愛国心」が話題になりますが、「情報」という方向性が間違っていた、という所を何倍も強く追及するべきでしょう。正しい情報が国民に伝わるシステムは何なのか。それを邪魔しているのなんなのか、ということが常に問題意識の最前面に無ければなりません。

これと軍部・政府内の出世欲、が反省されるべき最優先のことのうちの二つだと思っています。

戦後の愛国心のタヴー化は、かえって歪な、空疎な愛国主義を育ててしまったと思います。(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53520247.html

林芙美子については良く知らなかったんですけど、三島由紀夫がやたら嫌っていたのはこういうことだったんですね。

「林芙美子の「B面」演じる 大竹しのぶさん」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140122/k10014677541000.html)と比べると、いまのnhkの状況が浮かび上がってくるのではないかと思います。

土曜日のNHKの朝のラジオでは仙台箪笥の職人のインタヴューを放送。仙台大空襲は8月10日であるということで、本当に早く降伏しなかった罪は、万死どころでは償えません。

原子力ムラと同じですよね。原発ホワイトアウトの最後の場面はそっくりと言えるでしょう。

「世界の村で発見!こんなところに日本人」ではインドネシアの独立に貢献した残留日本兵の小野さんを訪問。94歳で、小野田さんと同世代ですね。

家族がいるにもかかわらず帰らないことを選択し、インドネシア人として暮らすことを決められていて、これも運命だとのこと。

スタジオでも運命だ、と受け止めていましたけど、そもそもあほな戦争を起こしたり、(南進して待っているだけのあほな作戦を採らなければ)このようなことにはならず、メディアは運命で終わらせるのではなく、戦争が無ければこのようなことにはならなかった、ということをいうべきです。

「素粒子」でも「双方、論語を読み返すべし」と会議での日中双方をいさめている形ですが、A級戦犯を合祀している靖国に参拝しているからこのようなことになるのだ、ということをしっかりいわなければなりません。

こういう一つの妥協は小さいじゃないか、と思われそうですが、全体がやってしまうと非常に大きいのです。現にそういう状況になっているといえます。

「なぜ第一次世界大戦前の英独関係をめぐる安倍首相の発言が、海外メディアの反発を招いているのか」(http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/24/shinzo-abe-1914-ww1_n_4657699.html)はテレビでは観ません。もしかしたら取り上げたところもあるのかもしれませんが、国民に問題の本質を伝えるには遠いのではないか。

今も断続的に続いているという飲み会の影響もあるのでしょうか。どこのメディアが会食しても報道されませんが。

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