「自民へ企業献金、42%増 13年、アベノミクスに期待」(http://www.asahi.com/articles/ASGCX054SGCWUTIL04R.html?iref=comtop_list_pol_n04)は本紙では「アベノミクスを支持」という大きな見出し。あまりにも実際とかけ離れている見出しなので、本紙の高齢者層の購読者を誘導した後は、あまりにも恥ずかしいので電子版では「期待」に変えたのではないでしょうか。
「支持」というといかにも理性的に優れた経済政策を支持しているように読者へ印象を与えますし、実際そのように受け取った読者も多かったのではないでしょうか。それを狙って政権に媚びているとしか思えないのです。
「法人減税・低所得者層への負担増を歓迎 つけの先回しの株高政策にたかる」といった見出しが正確でしょう(株高と言ってもドル換算では増えていないとのことですが)。全く実態と意味がかけ離れていて、通達や飲み会の成果が表れているとしか思えません。
海外からはアベノミクスは破綻の烙印を押されているということですが、当然です。国内だけでこのようなことを選挙が終わるまでメディアはつくろうつもりなのでしょう。
こういうのは今の瞬間だとメディアの保身になるのかもしませんけど、こういうのを観ておかしぃなぁ、と思う人はかなりの数いるわけですよね。そういう人が新聞をどう思うかですよね。
保身を図るにしても長期的な視野を持ってもらいたいところ。
「5歳児保育料、来年度の無償化見送りへ 財源確保厳しく」(http://www.asahi.com/articles/ASGCW5G3NGCWULFA02B.html)は国土強靭化に法人税引き下げに核燃料サイクルなどいくらも無駄遣いはしているのに「財源確保厳しく」と政府の主張をそのまま報じるのは報道機関と言えるのでしょうか。
それを指摘せずに(消費)増税を援助する内容は、自民党・財務省の提灯持ちとしか言えないのではないか。
メディアは消費増税以外の増税の選択肢を報じておらず、法人税の引き下げを焦点として報じておらず、増税というと事実上新聞読者には消費増税に絞られる文脈になっています。
30日のサンデーモーニングの「風をよむ」は世界で頻発するデモの特集だったのにもかかわらず、脱原発デモは出てこず。
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