太田記念美術館 「笑う浮世絵-戯画と国芳一門」後期 その8

#その他芸術、アート

一方、その裏の荒川強啓さんのラジオでは視聴者のご意見を募集しており、特定秘密保護法に賛成しているので、文化放送を聞くと腹が立つというリスナーが登場。生放送のアクシデントというか、他局を批判するのはご法度?なのでやや慌て気味に強啓さんが遮りますけど、もっと局同士は批判しあうべきだと思うんですよね。内輪で喧嘩をすると利益を失うという以上のことはありませんからね。

特定秘密保護法を成立させないと、中韓に舐められる、というのが理由らしく、論理の接合が意味不明。このような法律が通ると、社会自体が活力を失い、政府の非倫理で非合理な振る舞いが放置され、国力が落ち、却って舐められることになるでしょう。かねてより指摘されていましたが、中国が嫌いな人がそのまねをしようとする不思議。

生まれてこのかた頭を使ったことが無いのか、もしくは、「原発ホワイトアウト」にあるような東電の工作員の自民党版があるという指摘がありますが、そういうところの人なのか。そうでなければあまりに悲しい内容といえるでしょう。

しかし、このようなリスナーが楽しんで聴ける(報道の)TBSとはいったい何なのか、という所から問い直すべきだといえましょう。

この日はこの法案についてで、ゲストの礒崎陽輔総理補佐官がいうには、機密保全の法律がないのは日本だけ、という一点張りでしたが、アメリカでは情報公開の制度・人員が整備されており、全く性質が違います。韓国では同等の法律は二度破棄されています。

そもそも日本は機密が通常であって、必要なのは情報公開の法律である、というのは内部にいた古賀さんの証言。

その懸念のかなりの部分が集中しているのは、思想の強要以下の部分であり、本筋とは関係のないところで思想を統制しようとしているといわれています。また、外国人に対する罰則がない部分も決して看過できません。

その倣ているはずの世界から懸念が伝えられているのは(テレビ以外のニュースで)周知の事実です。(特定秘密「国際的基準を大きく下回り日本にとって後退」http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131206/t10013643701000.html)総理補佐官の主張は嘘であり詭弁です。

河野太郎議員の「特定秘密保護法について」(http://www.huffingtonpost.jp/taro-kono/post_6392_b_4422295.html)という文章も出ましたが、このようなことを言うのであれば、恣意的な運用を厳しく規制する条項を盛り込む提案をするのが筋であって「委縮するはずがありません」では全く文章になっていません。情報公開の制度については触れないのか。彼の支持者はこういった所に目をつぶることなく、しっかりみるべきだと思います。

「原発ホワイトアウト」に支持基盤のある世襲議員は東京電力のマネーでからめとるのが難しく、御しがたい、ということが書かれていましたが、たまたま世襲なのでその部分では発言できるだけであって、本質的な人間的な強さは望むべくもないんですよね。

こういう人に希望を託していても、また裏切られたか、で終わってらちが明かない、という認識が重要です。

nスタでは東京ガスのCMを、泣けるCMとして話題と丸々放送。

東京ガスも恐らくは総括原価方式に対する世論の目を意識しており、泣き落としでごまかそうとしているのでしょうが、私の感情は怒り以外の方向に振れることはありません。

純粋にドラマとしてみても、極めて空疎なもの。これに感動する人は、余程、率直に言って民度が低いと思います。

これについてコメンテーターの飯田泰之さんは、企業CMは商品よりも企業のイメージアップを図るものが多くなっている。CMが録画で飛ばされるので質の高いものを作らなくてはいけなくなったので生まれたと解説。

他のCMが短い枠で必死に商品をアピールしようとしているのに、東京ガスは特に伝えることもないうえに資金もまさに無限といえるほどに潤沢なので、このようなCMになるのです。

司会も他の共演者も、総括原価方式には触れず。これで報道番組といえるのでしょうか(いえない)。ましてや未だに社内でニュースに対して特別な括りがあるというTBSなのです。

テレビにとってとても良いコメンテーターを発掘しましたね、と最大限の皮肉を込めて祝福したいと思います。

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