太田記念美術館 「笑う浮世絵-戯画と国芳一門」後期 その7

#その他芸術、アート

続いては金子勝さんが出演。吹き溜まりにようこそ。

一通り推進派などの嘘ロジックを話したあと、大竹さんは党議拘束の話を。これは大きな民主主義の敵ですよね。ディティールっぽい?のであんまり人の口に上りませんけど、ど急所の一つと言えます。話されていましたけど、アメリカとかはかけないんですよね。

「金切声でも上げ続ける」とのことですけど、やっぱり金子さんもテレビ出演が減った感じですよね。小泉郵政のころは良く出ていましたし、紙面でもみかけましたが。

あの時は金子さんはテレビにもよく出ていたり、新聞にも書く機会が多かったと思うんですが、それは大手メディアにとって「都合のよい人」だったからなんですよね。

本気でメディアの論点ずらしは勘定に入れていない、もしくは論点の比重として限りなく軽かったですからね。

ポピュリズムだ、と連呼してもらうことで、責任を国民に擦り付けて、メディアは自分たちの歪んだ報道を隠蔽することができたんですよね。

苦々しく思いながら観ていたものです。しかし、本当に言われるとまずいことを言うと、やっぱり呼ばれないんですよね。重要なのはそういったメディアの仕組みを根本から変えることです。

「原発ホワイトアウト」でも既得権に保護されている業種として電力業界とテレビが並べて挙げられていましたが、片方だけというのは改革として本当ではありません。その腐敗ぶりはほぼ五分かむしろメディアの方が深いと思っています。

「電力会社の給与は、同じく規制業種であるテレビ局や新聞社と並んで高い」(80ページ)と並べて書かれた後に、「理由がなく、ただの運で東京電力に採用される社員は一人もいないぞ」(119ページ)とコネなどの実態について書かれていますが、NHKのみならず民放各局でも同じような状況であることが、みのもんたさんの告白などに始まる一連の報道から浮き彫りになりました。

コネ採用問題のときに、コネは役に立つから採用しているんだ、という能力?重視の選抜の結果である、という論調が観られましたが、この2規制業種に特にはびこっているのは偶然とは思えない。規制による既得権の囲い込みが、コネ入社を招いており、それは本来の能力による選抜から極めて遠いものなのではないだろうか。さらには既得権を囲い込み続けるための「コネ」という部分も大きいのでしょう。

改革を行い、この2業種に健全な競争を持ち込まない限り、日本の不幸はどこまでも続きます。特に後者についてはメディア自身や、「知識人」の死活に関わるため、声が小さく、その問題が一般にはほとんど知られていない状態なのです。

その横の81ページにはノーパンしゃぶしゃぶネタが出てきますが、皇室報道でたびたび登場する羽毛田長官が映った際に、しゃぶしゃぶについて話さないのは、報道機関として、極めておかしなことではないか。このことについて触れたテレビ局を観たことが無いのです。

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