29日の大竹まことさんのラジオのゲストは深澤真紀さん。
自民党は結婚をすると税金の控除を受けられる制度にしようとしているとのこと。
三本の矢の一つがこれである、という話。
生き方の自由を奪うものです。女性の活用?
そのこころはというと、とにかく国で高齢者の面倒を見たくないので、家族に面倒をみさせるための制度であるとのこと。
こういうのを伝統的な家族のあり方に固執しているという言い方をすることがありますが、近世以前の伝統ということであれば違いますし、お年寄りが大事にされるための支援を柱としたその制度設計とは全く違います。
間違った認識をすると、間違っている、というのみならず、「伝統的」なものであるという制度の擁護と国民への共感を与えてしまうのです。
加えて、そうしてこうやってみていると、やはり政府の狙いも全然違う所にあるのです。それを覆い隠してしまうことになります。
過去に反発するにしても、肯定の材料に使うにしても議論の出発点として、日本全体が、虚偽の歴史的自己同一性を原点として共有していることが変わらない根底にあるのです。
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