行って参りました。
冒頭では秦に対する説明が。
西周が遷都した後の地に都を構えた後継王朝であるという説明。
白川静さんは秦の字体は他国に比べて古い字形を留めていて、それがその後の漢字のもとになった、ということをおっしゃっていて、なんとなく秦には辺鄙なイメージがあったので、田舎の方言に古語が残っているようなものなのかなと思っていたのですが、堂々たる後継王朝なんですね。
ただ東周に西周の故都に封じられたもののそこには西周を滅ぼした西戎がいてそれを滅ぼすのに秦はとても苦労したとのこと。
この西周の故都を占領することで秦は高いレヴェルの青銅器や玉の加工の技術を獲得。西戎からは遊牧文化を。巴蜀からも実用的な青銅器の文化を取り入れたりして、あたかもDNAを導入して進化していくがごとし。この前「生命大躍進」展を観たのでそういったことを感じましたね。
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