出光美術館 開館50周年記念 美の祝典Ⅱ― 水墨の壮美 その4

#その他芸術、アート

「松に鴉・柳に白鷺図屏風」は柳も鴉も長谷川等伯らしいほわっとした柔らかさ。

「竹鶴図屏風」は淡いところとがっしりしたところが掻き分けられていて硬軟のコントラストが見事。

「一遍上人絵伝断簡」は時宗の二祖の他阿真教という人も描かれていますが、一遍より年上なんですね。現代科学でいえば、時宗の踊りはやはり動的ストレッチとしての側面を加味して評価される必要があるでしょう。

「伴大納言絵巻」は伴大納言が放火で捕まるまでを描いていますが、歴史学的には証拠が無いながらも真犯人は上司の藤原良房ではないかとのこと。なんとかわいそうな。

伴大納言は「俊才で出世を重ねた野心家」だったそうで道鏡や菅原道真のようなタイプの人だったのでしょう。

日本の宮中だけとは言いませんが、どうもたたき上げの人は排除されますね。やっぱり天皇が一番上にいることが血と縁故が組織の価値観の中心であるということを宣言しているのだと思う。

日本史の中でも天皇の影が薄い江戸幕府とかになるとかなり実力主義が入ってきますからね。

禁止されていたはずの「天皇陛下万歳」をやって国粋主義に走る縁故中の縁故の安倍のメンタリティがこういった所から理解できるかもしれませんね。

そして「コネ通」と呼ばれる電通などを筆頭に、そういった価値観が社会全体をがんじがらめにしています。

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