9月9日大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト金子勝(慶應義塾大学経済学部教授)

#その他文化活動

大竹まことさんがお休みのこの日は録音とのこと。お笑い芸人の人では荷が重いということでしょうか。大竹さんはこのラジオのゲストの人たちの知見に日常的に接してますし、知識も意見もありますからね。

室井佑月さんも良いんですけど、知識に基づいてズバッと切り込んでいく感じじゃないからいいことを言っても究極的にはぎゃぎゃあ騒いでいるだけになってしまうともいえる。

室井さんは際どくもまだテレビで使われていますけど、核心に切り込めない人がテレビは好きなんですよね。

というわけで番組開始。

とはいえやっぱり大竹さんはいないようで、この日はゾンビ化する東京電力の救済について。破綻処理をしなかったつけがどこまでも回っています。

「東京電力も株主も銀行も責任を取らず、一億総懺悔ですか」とのことで、ここら辺は本当に戦争責任のごまかし方と似ています。古舘さんが好んでいたような、原発の電気はみんなで使っていたので国民が悪い、とかいった論法ですね。責任には強烈な濃淡があるのです。

東電が負わなければいけない福島の環境回復に税金がどんどん使われているという話。

「国民は何兆円という額をこれから負担していかなくちゃいけないんですよ」

バブルの時も誰も責任を取らなかった点で同じとのこと。

最近はめっきり言われなくなってしまいましたけどSPEEDIの責任なども責任をしっかり取るまで追及し続けなければなりません。
誰も取らないのであれば、関係部署の人間全員の財産没収で良いと思う。放送局などメディアにも重い責任があります。

以下は、もんじゅなどどうしようもないプロジェクトと無責任を列挙。

日本はいつから責任を取らなくなったか、ということでいえば、これは司馬遼太郎さんがライフワークとして調べていましたけど、日露戦争から、というのが氏の結論。

しかし、それまでは特に責任を取る局面は無かったし、ほとんど江戸時代人しか存在しなかったので、私が調べて行くと結局は日本人が最後に責任を取った時代というのは江戸時代に遡るんですよ。

なので、その社会と精神性に学ばなければならないというのが私の考えなのです。

戦後の経済成長の中でそういった問題は覆い隠されていましたが、一刻も早く正面から向き合わなければならない問題なのです。

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