舞台俳優 平幹二朗さんの通夜

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746951000.html)とのことでご冥福をお祈りします。

私はドラマをみないので平さんは「世直しバラエティー カンゴロンゴ」のイメージが強いですね。(というかそれでしか知らない)

番組としてはつまらなかったですけど、あれは時事を辛辣に斬る構成にすると面白いと思うんですよ。

今だったら石原慎太郎は馬耳東風だとか。

加藤徹教授がそこまで攻められるかは謎ですが、もしくは誰かとどこかで組んでそういうのをやってくれないかなぁ。

常日ごろ日本の字源対立を憂えている加藤教授は最近「白川静博士没後十年記念式典」にいらっしゃったみたいですね。

白川静氏は字源説も素晴らしいですけどそれ以上に私が感服しているといって良いのが漢文の解釈です。人によって古典から何を引きだすかは違いますが、その引きだしてくる選択が非常に筋が良いと感じるのです。

白川静さんの世代だと昔の人が頑固な解釈しているんじゃないかと思いがちですが、ご自身は大正文化人をもって任じられていたみたいで、気風がリベラルなんですよね。

そこら辺は先日亡くなった三笠宮と共通していて、このたびの訃報に接して、また大正時代のDNAを引き継ぐ文化人が一人亡くなったという思いです。ご冥福をお祈りします。

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