12月13日林修の今でしょ!講座 歴史学者・磯田道史が教える『大河ドラマの主人公にしたい偉人講座』

というわけで磯田道史さんが板垣退助についてやっていましたけど、確か司馬遼太郎さんは軍事司令官として優れていた板垣退助は戊辰戦争が人生のピークで後の人生は蛇足だったといっていましたよ。よくよく思い返してみると司馬遼太郎さんって、民権側の人を描こうという発想すらなかったですよね。指摘されているのを聞いたことが無いですけど、ここら辺も司馬遼太郎さんの「公」重視というか、体制性が潜在的に表れたところなんでしょうね。

上杉鷹山の名言を出題された林先生は「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」を間違えていましたけど、これは現代文の講師としてはかなりまずい部分なのでは。

林年生はどうも権力のど中枢以外弱い傾向があるのでは。
確かにその時代の中心でやりきった人物にはそれなりの力が必要だったことが多かったと思うのですけど、中にはとんでもないのもいるし、主流から外れた偉人はとても多いですからね。

本郷和人氏の講義も人当たりが柔らかくて面白いですけど(朝日新聞の書評も楽しいですよね)磯田道史氏の講義は狂気が宿っている感じで引き込まれる。

磯田道史さんを最初にみた時に、片山杜秀さんとも共通するマニアの眼だなと思ったのを思い出しますね。

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