書評 日本の女性議員―どうすれば増えるのか [編著]三浦まり[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)

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http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2016062600006.html)は私がいつも批判している儒教が日本の女性差別の根幹であるという神話を批判した珍しい文章。

この言説は矛盾に溢れているんですよね。だいたい今では誰も儒教なんて学んでいませんよ。昔からという「神話」がある種の正統性を付加し、女性差別を助長しているということは繰り返してきました。

ここでは触れていませんけど、明治に欧米式(プロテスタント式)の男女の役割を輸入したのがそのまま残っているという見解が歴史を学べば自然に強まります。

女性の社会進出についてアジア諸国の中でも日本が遅れているのは、アジアの中で真っ先に欧米化したというプライドが影響しているのだと思う。

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