続いての「世界トップ棋士のイ・セドルにGoogle AIが挑んだ五番勝負、4勝1敗でAIが勝利」(http://jp.techcrunch.com/2016/03/16/20160315google-ai-beats-go-world-champion-again-to-complete-historic-4-1-series-victory/)では竹俣紅女流一級は一勝した棋士側の精神力のすごさを強調。
それはそうなんですけど、コンピューターが強い時代の棋士として人間側のすごさを強調しなければならなくなったのかなぁ、とも感じました。
将棋のトップに関連して使われる「神の領域」といった極限的な修飾詞は使いづらくなるのかなぁ、という感じはしますね。
やっぱり棋士を目指す人に対する影響や、棋界全体の立ち位置や棋士のモチヴェーションなどに微妙に影響は出てくるのでしょうね。
李世ドル九段のコメントの
「アルファ碁とまた対局して倒すことができるかは疑問だ。心理的な部分と集中力では人間が(アルファ碁より)優位にはなれない。(アルファ碁の)実力は認められないが、集中力で人が勝つのは難しいだろう」
の機械の心理的な部分とは、古典の言葉に置き換えればまさに「木鶏」で、ある部分の人間の弱さを克服した強味を感じました。もちろん弱味もあるみたいですが。
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