東京国立博物館 特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」 その2

歴史

ザ・アール・サーニ・コレクションはカタールの王族が集めた古代コレクションです。

ものすごく古い時代の興味深い品ばかりなのですが、古い時代であるがために何のために作られたのかよくわからない感じのものも多く、特に文章としての感想はあまり無いですね。

背景にあるものを観て感じる展覧会です。

金であるとか銀であるとかで作れらたものが多かったのが目を惹く特徴。安くて加工しやすい材料が無かったということなんですかね?大事なものこそ伝世している印象もあります。

古代の作品の細かさは相変わらず。この彫金の繊細な加工はどうだろう。いいものをしっかりと作ったということなのだろうか。

もはや超古代ともいうべき時代のものもいくつかあって「女性像「スターゲイザー」大理石ほか アナトリア半島西部 前3300~前2500年頃 ザ・アール・サーニ・コレクション蔵」は抽象的な味わいの作品。古い時代の作品は何か抽象芸術っぽくなる印象です。

中東近辺のものでは日本で言えば縄文時代くらいのころの作品に有史を感じさせるような作品があったりして、さすがに人類発祥の地に近い所の文明は先進的です。

こんなに古いものが出て来るのであれば最終氷期のものとか出土することは無いのだろうかと夢想したりしますね。何か作っていたでしょうし。拾った方がそれと気が付かないだけだったりして。

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