歴史秘話ヒストリア よみがえる大坂の陣 幻の金屛風 誰が描かせたのか

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「英雄たちの選択」では復元原本を一貫して「模写」としていたのをこちらでは「下描き」と呼んでいましたね。となれば木挽町狩野家の制作なのか。それに普通に考えてこんな模写はやらないですよねどうみても下描きです。私も「英雄たちの選択」の記事を書いた時に「下描き」と書いて、あっ模写って呼んでる、と確認し直して模写に改めたほどです。

徳川美術館の原史彦氏は制作者は豊臣秀頼ではないかと推測。発注者が死んでしまったので下描きのまま放置されたとのこと。だからこちらでは「下描き」という呼び方になっていたんですね。
でもしかし公家が観たというのですから、完成した屏風は存在したはず。そこら辺はどう考えるのでしょうか。

千田氏は秀忠説をさらに違う視点から解説。徳川方の情報量が多すぎるとのこと。
これは本当に異常といっても良いボリュームで、例えば、あとで発注するから良く観ておいてね~と絵師を高台や様々な陣に散策させでもしない限り描き込めないものだと思う。となるとやはり徳川方が描いたのか。
秀忠自身は御簾の裏にいるのも荘厳している感じだ。

そういわれれば徳川方に比べると豊臣方の情報が貧しいですよね。なんで金雲がかかっているんだ邪魔だなと思うんですけど、データが無くて詳細に描き込めなかったのであれば仕方が無かったのかもしれません。

これらを踏まえて、

https://iroironakizi.work/2020/06/08/%e8%8b%b1%e9%9b%84%e3%81%9f%e3%81%a1%e3%81%ae%e9%81%b8%e6%8a%9e%e3%80%8c%e8%ac%8e%e3%81%ae%e5%b1%8f%e9%a2%a8%e3%81%8c%e8%aa%9e%e3%82%8a%e3%81%a0%e3%81%99%ef%bd%9e%e5%be%a9%e5%85%83%e6%8e%a8%e7%90%86/

で書いた海外輸出説との混合で言えば、秀忠もしくは家康を通じてウィリアム・アダムスあたりが注文した可能性はあるのかもしれませんね。

ただいくら何でも家康要素の排除が徹底しすぎていますし、公家の中院通村とどのように繋がるのかという疑問がありますね。

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