「独占!長嶋茂雄の真実 ~父と娘の40年物語~」(TBSテレビ)「天才アスリート世界への階段」

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「独占!長嶋茂雄の真実 ~父と娘の40年物語~」(TBSテレビ)は闘病生活を扱ったもので、倒れた時に発見が遅れたのが重症化した理由なのですが、そこでは「家のものが気付くのが遅れた」という婉曲な表現。奥さんはおらず三奈さんが発見したのでもない。やっぱり愛人宅で発見されたという説を裏付けるような表現だったと思います。

それを知っていて、伏せて美談にしているとしたら、テレビ局の倫理が問われます。

篤実な一茂さんが出てこない、ということがきれいごとではない内実を示しています。

ただ調子が悪くても長嶋が出てくるところは見習わねばなりません。普通調子が悪くなると人に見せたくないものだからこもりがちになる。そこから症状が悪化するということがあるんですね。

目立ちたがり屋ということなのかもしれませんが、そこは大切なところ。リハビリをしっかりやったのも本当なのでしょう。

松井に監督をやってもらいたい、とも言っていましたけど、これでは原の立場がないでしょう。やっぱり気使いはできない人なんですね。

「天才アスリート世界への階段」では、指導者から素直さや、礼儀正しさ、ひたむきさといったことの重視がたくさん聞かれたのが印象的。

実戦と近い分野ほど、人間性が基本であり、技術の根本であるということが実感されていると思います。

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