BS1スペシャル コロナ危機 未来の選択~エマニュエル・トッド~ その3

WORLD

世界にはびこる不寛容を懸念するトッド。あらゆる国は個性を持っていてそれが自然であるとのこと。
民主主義でさえある地域の合意を形成する手段に過ぎないとのこと。
「普遍的なイデオロギーはない」。「無理な画一化をあきらめることが国際協調の第一歩」とのこと。

これで思い出すのはやっぱり司馬遼太郎ですね。司馬遼太郎氏は画一化することで平和がもたらされると考える典型的な論者でした。現代日本でもグローバリズム論者にはそういう人が多いです。
その普遍的なものを文明・特殊なものを文化と分類する考え方は非常に有名ですが、例えば普遍宗教というものがあったとしても、それは子細に検討すると実は地域的なものに過ぎない。
トッドは民主主義のようなものに関してもそうだと言っている。

(これは議論のあるところだと思う。民主主義の価値を低からしめて低きに流れる政体になってはいけません。

私は民主主義には普遍的な価値があると考えていますが、国によってそのヴァリエーションは存在するのかなと思っています。)


司馬遼太郎が普遍に分類したものが本当に普遍なのか疑いを持ち、画一化をあきらめ適切に文化を尊重するところにこそ平和があるといえるでしょう。

「トッドさんはこう話しました。いつの時代でも分断対立混沌のなかにこそ次の時代を生み出す力があるのではないか、と。」という番組の〆。
司馬遼太郎が井筒俊彦氏の言葉として遠巻きに批判的に引用した言葉とトッドの言葉が全く同じに重なるところが注目されるべきところです。

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