羽生善治九段VS佐藤康光九段 第79期順位戦Ａ級

は羽生九段が優勢に進めるもそのまま優位を保てず佐藤九段勝勢で最終盤に。

７八角成が康光野蛮流の真骨頂だ。

間接的な手であるにも関わらずAI推奨の４二飛を打って反撃する羽生九段。

７七銀も康光野蛮流の真骨頂にみえてAIの評価は微妙。駒を渡す攻めを躊躇なく敢行できるところが長所であり弱点だ。

「「俺はやっちまった」みたいな。」と木村九段の解説。

チャンスを感じたのか最後の時間を投入して考える羽生九段。

AI推奨手の一つの５三とは異筋だ。とを捨ててまで７四銀で上部を厚くするんですね。

正確に粘る羽生九段に対して５二歩が佐藤九段の敗着。

AIの７一とは正確な決め手ですが、羽生九段は実戦的な曲線的な勝ち方を目指します。

佐藤九段は受けて粘らず７五銀からごつごつと詰ましに行きますが当然詰まず。逆に詰まして羽生九段の勝ち。

決めたはずなのに粘られて逆転。これは一番いやな負け方でしたね。やはり時間が残っていなかったのが重しだったように感じましたね。