第6期 叡王戦 段位別予選 藤井猛九段-久保利明九段/丸山忠久九段-第1局勝者 その1

将棋
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のは振り飛車党の頂上決戦。久保九段が居飛車を選び、藤井九段は端歩を突き越さない藤井システムに。
AI全盛になって藤井システムがついに復活した感じです。堂々と藤井システムを指せる藤井九段を見ると良かったねという気持ちになりますよ。

対してAIの示す最善の指し方は5五角から4六歩を狙うやり方。そうだったのかという感じですね。

おそらく久保九段はすでに研究済みでノータイムで5五角。最近のプロの将棋の序盤はAIの指し手をなぞるものになっていますね。
続いて7五歩から仕掛けて50%。仕掛けても50%なんですね。AIの読み筋は銀が捌けて後手も不満がない進行のように感じます。ここらへんは人間の定跡もよくやっているなという感じですね。

5六銀でAIの最善手から変化。形勢が僅かに後手に振れます。推奨手の6七金は重めで藤井好みではないですよね。

みんなAIで研究しているから、序盤でどちらかに評価値が極端に振れることは余り見なくなりましたね。

忙しい中盤。先手は2八玉とプロっぽいとされていた含みの多い手を指しましたがこれが良くなかったらしく、非勢に。

以下一分将棋の中、形勢は激しく揺れ動き、藤井九段の必勝に。やはり振り飛車党としての中終盤の経験値が違った感じでしょうか。
しかし信じがたいことに終盤寄せ損ない久保九段の勝ち。この将棋が逆転するというのは相当な驚きです。めったに無い大逆転です。
もし将棋がスポーツ新聞に取り上げられるようだったら「藤井(猛九段)大落手」の大きな文字とともに紙面が暗転していますよ。
指差し確認が足りなかった?!

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